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コダック、簡単操作を狙った220万画素デジタルカメラ『DX3600 Zoom』を発表

2001年07月25日 22時58分更新

文● 編集部 佐々木千之

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コダック(株)は25日、都内で記者発表会を開催し、充電やパソコンとの通信が行なえる“カメラドック”や、メールやプリント操作を簡単にしたソフトウェアをセットにした、220万画素デジタルカメラ『Kodak EasyShare DX3600 Zoom』を発表した。価格は6万3000円で、10月中旬発売予定。

『Kodak EasyShare DX3600 Zoom』
『Kodak EasyShare DX3600 Zoom』をカメラドックに載せたところ。なお製品名の“DX”はEasyShareシステム対応を示す

DX3600 Zoomは、2.6分の1インチの230万画素(有効画素220万。正方画素/原色フィルター)CCD、F3.3~4.5で焦点距離5.6~11.1mm(35mm換算で35~70mm)の光学2倍ズームレンズ(5群6枚。うち2枚は非球面レンズ)を搭載する。デジタルズームは3倍となっている。撮影距離は50cm~∞、マクロモードでは28~60cm。モニター用として1.8インチのD-TFD(※1)液晶ディスプレーを備える。記録メディアにはコンパクトフラッシュ(Type Iのみ)を採用しているが、本体に8MBのRAMを内蔵しており、これを使用して、コンパクトフラッシュなしでも撮影が可能。静止画は高画質(1800×1200ピクセル)と標準画質(900×600ピクセル)の2種、QuickTime方式の動画(画像のみ)も可能で、高画質(320×240ピクセル)と標準画質(160×120ピクセル)で撮影できる。

※1 D-TFD(Digital-Thin Film Diode)液晶は、セイコーエプソン(株)が開発した液晶デバイス。各画素の制御を、TFT液晶がトランジスターを使って行なっているのに対して、D-TFD方式ではダイオードを使っている。

DX3600 Zoomの背面
DX3600 Zoomの背面(画像は英語版)

露出モードはプログラムAEのみ、絞りはF3.3と6.3(広角時)の2段階切り替え。シャッタースピードは8分の1~1200分の1秒で、感度はISO100またはISO200相当の自動切り替え。サイズは幅120×奥行き50×高さ74mmで、重さは230g(電池、コンパクトフラッシュ含まず)。電源は単3型の充電式ニッケル水素バッテリーパック(付属)または、市販の単3型ニッケル水素バッテリー2本。

コダックの分析による、デジタルカメラのマーケットトレンド
コダックの分析による、デジタルカメラのマーケットトレンド

初心者の手間を減らすEasyShareシステム

DX3600 Zoomは、“EasyShare(イージーシェア)システム”という新システムに対応したことが最大の特徴。EasyShareシステムは、“カメラドック”と呼ぶクレードルと、ソフトウェアで構成される。カメラドックにはACアダプターと、パソコンに接続するUSBコネクターを装備しており、DX3600 Zoomをこの上にセットするだけで、ニッケル水素バッテリーパックに充電を開始する。また、カメラドック上にあるボタンを押すだけで、パソコンにインストールされたソフトウェア『Kodakピクチャーソフトウェア』を自動的に起動して、カメラ内の撮影画像をパソコンに転送する。

『Kodakピクチャーソフトウェア』
『Kodakピクチャーソフトウェア』

また、Kodakピクチャーソフトウェアは、画像編集機能、インターネット接続&電子メール送信機能、コダックが運営するプリントサービスサーバーへの接続とアップロード機能を統合したものとなっている。このため、Kodakピクチャーソフトウェアだけでほかのソフトウェアを必要とせずに、画像の加工とプリントアウト、画像の電子メールへの添付、プリントサービスの利用といった作業が行なえる。なおコダックでは本日、同社のホームページを通じて、デジタルカメラ画像の高画質プリントが注文できる窓口“Print@Kodak”を、8月1日に開始すると発表した。

Kodak EasyShareシステムの概要
Kodak EasyShareシステムの概要

EasyShareシステムは、かつてコダックが銀塩写真を専門的知識無しに楽しめるカメラを開発したさいにスローガンとした、“あなたはボタンを押すだけ、あとは当社にお任せください(You do press a button,We do the rest.)”の考えをデジタルカメラに持ち込んだものだとしている。コダックでは、ほかのデジタルカメラメーカーにも、このEasyShareシステムへの参加を呼びかけており、現時点では社名は明かされなかったものの、まもなく発表できる見通しという。

コダック代表取締役社長の堀義和氏
コダック代表取締役社長の堀義和氏

コダック代表取締役社長の堀義和氏は、「デジタルカメラは非常に広い年齢層の人が買うほど一般化したが、簡単なのは撮影までで、画像をパソコンに送ったり印刷しようとすると手間がかかるため、やっぱり銀塩がいいという声もある」として、この問題解決のためにEasyShareシステムの導入を進めていくとした。また、「デジタルカメラユーザーは2割くらいしか、(DPE店で)プリントしない」として、この割合を引き上げるべく、銀塩フィルム並みに、安くどこでもプリントできるシステムの構築を急ぐとしている。

コダックとしては、“デジタルカメラが普及するのはかまわないが、撮影した画像はお店でプリントして欲しい”というのが本音。EasyShareシステムに他社の参加も募ることで、プリントビジネスを銀塩写真と同じように展開したい考えだ。

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