ソニーは2日、5月13日に発表したエントリー向けデスクトップパソコン『バイオJ』の夏モデルに、シリーズ初の液晶ディスプレーモデル『PCV-J20AL5』を追加した。
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『PCV-J20AL5』 |
基本的なスペックは、液晶ディスプレーとの接続にDVI端子を備えたことと、LANインターフェース(100BASE-TX)を備えたこと以外は、5月13日に発表した同シリーズの15インチCRTディスプレーモデルと同じ。CPUにAMD Duron-900MHzを採用、128MBのメモリー(PC133 SDRAM、最大512MB)と40GBのHDD(UltraATA/100)、CD-RW/DVD-ROM一体型ドライブ(CD-R/RW書き込み4倍速、CD-ROM/CD-R読み込み24倍速、CD-RW読み込み16倍速、DVD-ROM読み込み4.8倍速)を搭載する。チップセットは台湾Silicon Integreted Systems社のSiS730S(グラフィックスアクセラレーター内蔵。ビデオメモリーは16MB)。
インターフェースは、キーボード、マウス、シリアルポート、パラレルポート、USB×3、オーディオ入力、ヘッドホン出力、ディスプレー出力(アナログ/DVI)、MIDI/ゲーム、モデム用モジュラージャック、100BASE-TX、i.LINK(S400)を装備している。内蔵ファクスモデムは56kbps(V.90/K56flex対応)。本体のサイズは幅170×奥行き365×高さ306mm。重さは約9.2kg。OSはWindows Me。
付属する液晶ディスプレーは15インチXGA(1024×768ドット)のカラーTFT液晶のもの。スタンドには2ヵ所にヒンジ部があり、自由な角度と高さに固定できる。ソニーによれば、国内のデスクトップパソコンの最近の売れ行きにおいては、CRTモデルと液晶ディスプレーモデルの比率がほぼ1対1になるなど、液晶ディスプレーモデルの需要が高まっており、今回の液晶ディスプレーモデルの追加は、そうした状況に対応したものという。
PCV-J20AL5の価格はオープンだが、推定店頭価格は16万円前後。11日に発売予定。
