XPDecは、コマンドプロンプトから実行するユーティリティである。4種類のコマンドラインオプションのうち一つを伴って呼び出すことにより、4種類の仕事のうち一つを実行できる。
XPDec -i
このオプションを使うと、ひとつのインストレーションIDに隠された情報をアクセスできる。これは、インストレーションIDをデコードし、復号して、各ハードウェア・ビットフィールドの値とともに、あなたのプロダクトのプロダクトIDを表示する。ただし、インストレーションIDに含まれるプロダクトIDの最後の3桁はランダムに選択されるので、Internet Explorerで表示されるプロダクトIDとは異なるという点に注意されたい。
この'-i'オプションで必要とされる引数は、次に示すように、インストレーションIDだけである。
XPDec -i 002666-077894-484890-114573-XXXXXX-XXXXXX-XXXXXX-XXXXXX-XX
XPDec -p
あなたのプロダクトIDの出所を突き止めるため、このオプションはプロダクトキーをデコードして、プロダクトIDで使われるはずの、生のプロダクトキーを表示する。
この'-p'オプションで必要とされる引数は、次に示すように、プロダクトキーだけである。
XPDec -p FFFFF-GGGGG-HHHHH-JJJJJ-KKKKK
このオプションはプロダクトキーのディジタル署名を照合するものではない。
XPDec -v
このオプションは、所与のボリュームシリアル番号からハッシュを計算する。これ は文字列ハッシュに関する我々の記述を例示するために実装された。まず最初に'-i'オプションを使って、各ハードウェア・ビットフィールドを表示させる。次に、このオプションを使って、ボリュームシリアル番号のハッシュに関する我々の主張を認証されたい。
この'-p'オプションで必要とされる引数は、次に示すように、あなたのシステムボリュームのボリュームシリアル番号だけである。
XPDec -v 1234-ABCD
(このボリュームシリアル番号は、'dir'コマンドの出力に含まれる番号である。)
XPDec -m
このオプションは、所与のMACアドレスに対応するネットワークアダプタ・ビットフィールド値を計算する。'-v'と同じく、このオプションも、我々の考えを立証するために実装された。
この'-m'オプションで必要とされる引数は、次に示すように、あなたのネットワークアダプタのMACアドレスだけである。
XPDec -m 00-C0-DF-08-9E-44
(あなたのネットワークアダプタのMACアドレスを知るには、'route print'コマンドを使えばいい。)