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昨年11月に登場して人気となったカノープスのTVチューナ&ソフトウェアMPEG2キャプチャカード「WinDVR PCI」がバージョンアップ。「WinDVR PCI NewEdition」として18日に再デビューした。
WinDVR PCI NewEditionは、WinDVR PCIの基本機能をほぼそのままに、TVチューナまわりを設計し直して画質の向上をはかったとする製品だ。具体的には以下のような改良を行っている。
- レギュレータやビデオアンプを追加して電源やデータ受信能力を強化
- アンテナ入力コネクタを、取り外し可能なセパレートタイプから固定タイプに変更することで入力信号のノイズ対策を強化
- 従来製品で同梱していた赤外線リモコンを省略
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カノープスのロゴといっしょに“TV/FM Tuner and Capture”といううたい文句(?)もプリントされている |
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このほかの仕様は従来製品と同じ。Philips製のTVチューナにConexant製のビデオエンコーダチップ“Fusion 878A”を搭載する点など、ハードウェア面はこれまでどおりだ。チューナは音声多重/ステレオ放送に対応するほかFM放送も受信可能。コネクタはアンテナ入力、FM入力、S入力と、サウンド出力(ミニジャック)で、同梱の“複合コネクタケーブル”(形状は従来製品から変更)によってSビデオ/コンポジット/サウンド入力×2(RCAピンジャック)入力を可能にしている。
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予備のWinDVR。「念のため、インストール用のCDをもう1枚付属しています」とのこと |
また、ソフトMPEG2エンコーダ「WinDVR」の仕様にも変更はない。MPEG2キャプチャする映像サイズやビットレートは“普通”“良”“最良”の3種類から選択できるほか、マニュアルで映像サイズは80×60ドットから720×480ドットまでの11段階設定可能だ。ビットレートは固定ビットレートのみだが、100kbps単位でほぼ自由に設定できる。サウンドのクオリティもビットレートは64~384kbpsの間を11段階で設定可能(MP2形式のみ)。従来製品が対応していたiEPG録画/タイムシフト再生は、もちろん今回もサポートしている。
ちなみに、なぜかパッケージにはWinDVRのCD-ROMが2枚同梱されているが、これは「出荷前テストの段階において、ごく一部でCD-ROMの読込エラーが生じたため」の措置だそうだ。ごく一部ならば個別対応で済みそうなところを、わざわざすべてのパッケージにラベルの貼られていないWinDVRを添付してくるあたりは品質に厳しいカノープスらしいエピソードである。
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すでに従来製品「WinDVR PCI」の生産を終了しているカノープスによると、今後は大人気となっているTVチューナ&ハードウェアMPEG2キャプチャカード「MTV1000」と今回登場したWinDVR PCI NewEditionの2枚看板で市場にアピールしていくという。なお、現在ほぼ完全に市場から消えているMTV1000の再出荷は「なんとか7月中には…」(カノープス)。
18日現在の価格情報
価格 | ショップ |
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\16,300 | USER’S SIDE本店 |
\17,470 | フェイス |
\17,480 | 若松通商エルプラザ 若松通商LAN/PLAZA |
\17,700 | PCiN秋葉原 |
\17,800 | 高速電脳 サトームセンパソコン館 PCisLand ネットワークセンター秋葉原店 BLESS 秋葉原本店 |
\17,980 | コムサテライト2号店 |
\18,799 | TSUKUMO eX. ツクモパーツ王国 |
\18,800 | 俺コンハウス T-ZONE.DIY SHOP |
\18,980 | コムサテライト3号店 |
\18,999 | カクタソフマップ ソフマップ1号店 Chicago |
\19,200 | OVERTOP |
