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SAS、データ分析アプリケーション開発環境の最新版を発売

2001年07月17日 20時39分更新

文● 編集部

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(株)サスインスティチュートジャパンは17日、アプリケーション開発環境を提供する開発者向けツールの最新版『AppDev Studio Version 2.0 日本語版』の出荷を9月末に開始すると発表した。

『AppDev Studio 2.0 日本語版』は、データウェアハウスやデータマイニングなどのデータ解析分野で利用されている同社のデータ分析技術を利用したクライアントアプリケーションを開発するためのスタンドアローン型開発環境を提供するもの。OLAP(多次元分析処理)、営業支援、需要予測、顧客管理、データ集計、加工などの用途に応じたアプリケーションの開発を行なえる。開発したアプリケーションによりビジネスユーザーは、ウェブベースのシンクライアントやSASクライアントなどから、SASサーバーの機能を利用した処理を行なえる。

webEISソフトウェアを使用したWebOLAPアプリケーション開発例
webEISソフトウェアを使用したWebOLAPアプリケーション開発例

最新版では、従来版の『AppDev Studio 1.1』が提供するウィザードとドラッグ&ドロップによるJavaベースのアプリケーション開発環境に加え、CGI/HTMLアプリケーション、ASP(Active Server Pages)アプリケーション、SASクライアントアプリケーションの開発用コンポーネントを提供する。Javaベースのアプリケーション開発では、従来のJavaアプレットおよびJavaアプリケーション開発環境に、サーバー側のJavaアプリケーション(サーブレット、JSP、EJB)の開発環境を追加した。JFC(Java Foundation Class)やSwingコンポーネントを含むJava2もサポートし、JavaBeansや同社独自のInformationBeansの提供などと併用して、SASサーバーの情報配信機能を利用するJavaベースのアプリケーション開発をより簡単かつ迅速に行なえるという。構築したJavaアプリケーションをウェブサーバーに配信し、サーバー側で一元管理できるため、アプリケーションの配信やメンテナンスも容易になるという。

webAFソフトウェアを使用したJavaアプリケーション開発例
webAFソフトウェアを使用したJavaアプリケーション開発例

初年度年間ライセンス価格は、既にPCプラットフォーム上でSAS製品を利用しライセンスを取得しているユーザー向けの『AppDev Studio SAS System Edition』が50万4000円から 、PCプラットフォーム上でSAS製品を利用していない開発者向けライセンス『AppDev Studio Standard Edition』が82万2000円(ワークステーション単位で1台目)からとなる。対応OSはWindows 95/98/2000/NT。

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