コカ・コーラ モデル パソコン Red Model/Silver Model
コカ・コーラ モデル パソコン Red Model/Silver Model
2001年07月16日 18時35分更新
ソニーの「VAIO」登場以来、加速されるかと思われた“PCの個性化”だが、現状を見ているとまだまだ物足りないという印象だ。ブレーンドットコムが7月下旬に限定300台で発売する「コカ・コーラ モデル パソコン」はコカ・コーラから正式にライセンスを受けてデザインされた、コカ・コーラ好きがコーラ好きをアピールするために生み出されたまさに個性派サブノートPCだ。
シルバーとレッドの2デザインで登場
ベースモデルは「DynaBook SS DS50C/1NMR」
![]() | アンディウォーホール氏のイメージで作成された「コカ・コーラ モデル パソコン」の2機種。 |
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コカ・コーラ モデル パソコンには、コカ・コーラのイメージカラーである赤で“腰のくびれ”が特徴的なコカ・コーラのレギュラーサイズのビンを大きく4本描いた「Red Model」と、白と地色のメタリックシルバーで84本(4本×21列)描き込んだ「Silver Model」の2タイプが用意されている。
どちらもベースとなっているのは東芝のB5サブノート「DynaBook SS DS50C/1NMR」だ。まずはPCとして実力を確認しておこう。
CPUは低電圧版Mobile Celeron-500MHz。DS50C/1NMRの発表時期が2000年11月なので、現在主流のノートPCと比べると動作クロックはやや見劣りするが、もちろんビジネスアプリやインターネット(Webブラウズ)、電子メールなど十分実用的に使えるパフォーマンスを持つ。
ただしメモリは標準で64MBと、Windows Meで利用するにしてもやや物足りない。購入後に128MB以上に増設したほうがよいだろう。HDDは10GB(初期状態ではアプリやOSが2GBを占有)、CD-ROMドライブなどの光メディアドライブはオプションとなっている。
画面は1024×768ドット/フルカラー表示可能な11.3インチ低温ポリシリコンTFT液晶を採用し、高輝度高精細な画面表示を実現している。視野角は左右に広くほぼ180度=真横から見ても色が反転することはない。上下方向は30度程度で白く飛ぶ(上側)もしくは暗転(下側)する。とはいえ、通常正面からやや斜め前方程度において使う分には問題なく、アイコンの下の細かい文字もにじみのない精緻な表示で使用感は良好だ。
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本体の両側面。シリアル、パラレルポートは省略されているが、必要であればマルチメディアポートリプリケータ(4万9800円)、I/Oアダプタ(1万2000円)、ミニI/Oアダプタ(8000円)などのオプションで追加できる。 |
なお、バッテリ駆動時間は編集部のベンチマークテストで約53分。外出先でバッテリ駆動のみでバリバリ使うにはやや心もとないので、小型軽量なACアダプタとセットで携行するか、大容量バッテリパック(2万5000円)を導入したほうがよさそうだ。
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本体の前背面。上のSilver Modelに対し、Red Modelは塗りが液晶カバーの側面にまで至るため、横から見ても赤が目立つ! |
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底面のカバーを開けたところ。Micro DIMM1枚追加して最大192MBまでメモリを増設可能。 |
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キーボードは18mmピッチ、ストローク2mmで、タッチは柔らかめ。ポインティングデバイスは、上下スクロールボタンが付いた、スティックタイプの「アキュポイントII」を標準装備。 |
