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四谷大塚とNTT-EI、インターネットを利用した英語学習サービスをスタート

2001年07月16日 17時26分更新

文● 編集部 桑本美鈴

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(株)四谷大塚とエヌ・ティ・ティ・エデュケーショナルイニシアティブ(株)(以下、NTT-EI)は16日、インターネットを利用した英語教育システム“よっくん英語”を10月に開始すると発表した。

よっくん英語教材
インターネットを利用した小学生向け英語教育システム“よっくん英語”の教材

よっくん英語は、インターネットを利用した5~12歳向けの英語教育システム。米English Exchange社が開発した、ウェブサイトを利用した英語教材“ナチュラル・イングリッシュ・カリキュラム”を、NTT-EIが日本向けにローカライズし、小学児童向け教育コンテンツを追加した形でサービス展開する。

米English Exchangeの“ナチュラル・イングリッシュ・カリキュラム”は、すでに韓国で利用されているほか、台湾でも導入される見込みで、よっくん英語の学習者は、インターネットを通じて日本国内だけでなく韓国や台湾のナチュラル・イングリッシュ・カリキュラム学習者と交流できる。

よっくん英語は、教材を利用しながら、英語の歌や詩、物語、ゲームなどを通じて英語を学習し、レベルごとに設定された英語テストにチャレンジする教育システム。テスト結果をインターネット経由で送信することで、自分がワールドワイドでどのレベルなのかが分かるランキング表示機能を搭載している。

また、インターネットを利用したコミュニケーションサービス“グローバル・ピア・エクスチェンジ”も用意されている。英語学習者同士でチャットや電子メール、カードの交換などが可能なほか、登録した自分のプロフィールと似たようなプロフィールを持つ英語学習者を探したり、世界中の英語学習者のプロフィールを確認したりできるようになっている。

教材は、英語学習用の“オンライン教材”(CD-ROM)、レベルごとのテスト実施とそのテスト結果を表示できる“成績確認ツール”、“グローバルピアエクスチェンジ”、学習するごとにストーリーを進めることが可能なアドベンチャーゲーム“よっくんアドベンチャー”で構成される。

またサポート教材として、オンライン教材と連携した学習シート、学習者の父母用マニュアルが提供される。そのほか、フリーダイヤルによるヘルプデスク、学習補完用の四谷大塚でのスクーリングコースも用意される。

よっくん英語を学習することで、英語の音声/音素をすべて把握可能で、挨拶や買い物など日常的なシチュエーションでの基本的な英会話が身に付き、米国の4歳児レベルの話す能力と、8歳児レベルの聞き取り能力、1500語の英単語を習得できるという。

カリキュラム構成は、1コース(5ユニット/50レッスン)単位で、計12コース(60ユニット/600レッスン)。週2回のレッスンで、1レッスン当たりの標準学習時間は30~45分。料金は1コース3万円。入会受付開始日は8月1日。

四谷大塚は「グローバル社会に生きる人間には、英語によるコミュニケーション能力、インターネットなどのマルチメディア活用能力、問題解決のための論理的思考力が必要。英語学習を通じて、小学校低学年から論知的思考能力の基礎を作ることが可能だ。また、インターネットを通じて他国の学習者とコミュニケーションできる。学習者だけのコミュニティーなのでセキュリティー面でも安心」としている。

四谷大塚とNTT-EI代表者
四谷大塚の取締役である藤田邦男氏(右)と、NTT-EIの代表取締役社長である池尻稔氏(左)。池尻氏は「インターネットを活用することで21世紀を担う子供たちへの教育の手法を革新できる。よっくん英語は、自分のペースで楽しみながら言葉としての英語が学べる」とコメント

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