よりスタイリッシュで実用性の高いマシンへ進化
これらのハイスペックなハードウェアを格納するボディは、312(W)×261.2(D)×35.5~36.7(H)mmと、XRシリーズよりも最薄部で3.5mm、最厚部では8.3mmも薄くなり、重量もバッテリとコンボドライブを内蔵した状態で約2.9kgと200g程度軽量化され、より高性能を追求しながらノートPCらしい携帯性の高さも両立している。
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光メディアドライブ、i.LINK、PCカードとメモリースティックスロットは左側面に、そのほかのインターフェイスは背面に装備する。右側面にはバッテリパックとHDDを収納する。 |
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キーピッチ19mm、ストローク3mmのゆったりしたサイズのキーボード。スプリングは残念ながら、PCG-XRシリーズのように金属ではなくゴム素材に変更されクリック感は多少薄れたが、打鍵時の静穏性は上がっている。ただし今回借用したのは試作機のためか、キーボード全体の剛性感に欠けタイピング時に少したわむのが気になった。 |
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タッチパッドの手前は、くるくる回してメニューを選択し、そのまま押し込むことで決定できる「センタージョグ」。一般的なアプリケーションのメニュー操作などが簡単に行える優れたデバイスだ。ジョグダイヤルの右側は、メニュー階層を戻るときに利用する「バックボタン」。 |
ちなみに、Windows 2000 Professionalは敷居が高いと感じるユーザーには、Sonyのダイレクト販売サイト「SonyStyle」のオリジナルモデルとして、Windows Millennium Editionがプリインストールされた「PCG-GR9」もラインナップしている。さらにSonyStyleでは、PCG-GR9/KおよびPCG-GR9の両モデルのメインメモリを最初から256MB搭載して販売される「Spec256」モデルが用意されるほか、用途に合わせてOffice XP Personalをプリインストールするなどのカスタマイズも可能だ。
より薄型で軽量なボディに最新のハイスペックを収めたVAIOノートの新しいフラッグシップモデルPCG-GR9/Kは、スタイリッシュでクリエイティブなノートPCというVAIOらしさを継承し、より一層の使いやすさを実現している。実売価格が不明な現時点では、お買い得モデルかどうか結論付けられないが、この夏一番の注目マシンであることは間違いない。これからA4ノートPCの購入を考えているユーザーは、PCG-GR9/Kが店頭に並ぶまで、もう少し待ってみることをお勧めする。
CPU | Mobile PentiumIII-1.13GHz |
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メモリ | 128MB |
液晶 | 14.1インチTFT |
解像度 | 1400×1050ドット/フルカラー |
HDD | 30GB |
CD-RW&DVD | R8倍速/RW4倍速/DVD8倍速/CD24倍速 |
通信 | モデム/LAN |
サイズ | 312(W)×261.2(D)×35.5~36.7(H)mm |
重量 | 約2.9kg |
OS | Windows 2000 Professional |
Officeアプリ | - |
