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ナナオ、18.1インチ液晶ディスプレーなど2製品を発売

2001年07月16日 08時33分更新

文● 編集部

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(株)ナナオは16日、18.1インチ液晶ディスプレー『EIZO FlexScan L676』を8月1日に、19インチCRTディスプレー『FlexScan T765』を7月25日に発売すると発表した。価格はオープン。予想販売価格はL676が23万円前後、T765が6万5000円前後。

『FlexScan L676』(左がブラック、右がセレーングレイ)
『FlexScan L676』(左がブラック、右がセレーングレイ)

『EIZO FlexScan L676』は、2月1日に販売を開始したプロ向けの18.1インチ液晶ディスプレー『FlexScan L675』をベースに、視野角や輝度、コントラスト値を向上したモデル。液晶パネルの輝度が20cd/m2増えて220cd/m2に、視野角は左右・上下ともに10度増え170度に、コントラスト比は300:1から350:1に高くなったほか、画面を90度回転できる米ポートレイトディスプレイ社製のソフトウェア『Pivot Software』が標準で付属するようになった。なお、L675も並行して販売する。

L676は、液晶パネルの取り付けにネジを使わない“フィット・イン方式”の採用などで、ベゼル幅(液晶パネル周りの額縁部分の幅)を19mmにした。また、フルスクリーンモードでの画面の拡大で発生する“にじみ”や“ぼけ”を抑える“スムージング機能”を搭載。さらに、上下40mmの範囲で高さ調整を行なえ、ディスプレー部を90度回転できるスタンドを採用。プロ向けの機能として、カラーマネジメント機能を搭載し、14段階の色温度調整(4000~10000Kの500K単位、9300K)が行なえるスタンダードモードのほか、色の濃さ・色合い・ゲインなども調整できるカスタムモードも用意されている。

解像度は1280×1024ドットで1677万色表示に対応。アナログ時の水平走査周波数は27~82kHz、垂直走査周波数は50~85Hz。アナログ/デジタルに対応した2つのDVI端子と、アップストリーム×1ポート/ダウンストリーム×4ポートのUSB Hubを内蔵する。本体サイズは幅399×奥行き208.5×高さ503.5mm。本体重量は9.5kg。電源は100V/200Vで、消費電力は56W。ボディーカラーは、“セレーングレイ”(L676)と“ブラック”(L676-BK)の2色。セレーングレイモデルのみエルゴノミクス/環境の国際規格“TCO'99”に対応する。

『FlexScan T765』
『FlexScan T765』

『FlexScan T765』は、高輝度タイプの動画対応ブラウン管を採用した19インチCRTディスプレー。平面アパーチャーグリルCRT(FD トリニトロン)の輝度は、従来機種『T761』より15%高い230cd/m2となった。AGピッチは中心部で0.24mm、周辺部で0.25mm。テキストやグラフィックス、DVDやTVの動画など、画面に表示する内容によって輝度やガンマ、色温度などを最適化する“FineContrast II”機能を搭載するほか、画面に動画をオーバーレイ表示している場合にその部分だけを高輝度で表示する“WindowsMovieモード”機能を搭載する。これらの機能をマウスやキーポードから切り替えるためのソフト『ScreenManager Pro for USB』が付属する。また、色再現国際規格“sRGB”に対応した“sRGBモード”も装備する。

対応する水平周波数は30~115kHz、垂直周波数は50~160Hz。推奨解像度は1280×1024ドット(垂直周波数100Hz)、最大解像度は1920×1440ドット(同75Hz)。入力はHD-Sub15ピンとBNC×5の2系統。USB Hub(アップストリーム×1/ダウンストリーム×4)を内蔵する。電源は100V/200Vで、消費電力は140W。本体サイズは幅452×高さ455×奥行き478mm、重さ27.5kg。

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