(株)東芝は25日、企業向けA4ノートパソコン『DynaBook Satellite』およびB5ノートパソコン『DynaBook SS』に新モデルを追加すると発表した。
15インチ液晶ディスプレー搭載
『DynaBook Satellite 1800シリーズ』は、5月23日に8月出荷の製品として発表したが(「東芝、A4ノートPC『DynaBook Satellite 1800』シリーズなど新製品を発表」 記事参照)、今回新たに15インチカラー液晶ディスプレー搭載モデルを追加した。
『DynaBook Satellite 1800 SA75P/5』 |
今回追加したのはPentium III-750MHzを搭載する『SA75P/5』およびCeleron-700MHzを搭載する『SA70C/5』の2モデル。両モデルとも15インチFLサイドライト付きTFTカラー液晶ディスプレー(1024×768ドット、1677万色)を搭載する。両モデルは、メモリーやHDD、外部インターフェース、アプリケーションなどを選択できるCTO(Configure To Order)のベースモデルとなる。CTOメニューも今回拡充し、合計440モデルとなった。
また、CTOメニューから無線LAN内蔵モデルを選択できるようになった。IEEE802.11bに準拠し、Wi-Fiロゴ(※1)を取得している。
※1 Wireless Ethernet Compatibility Alliance(WECA)が、他メーカーの機器間との相互接続性を確認した無線LAN製品には、“WiFi(ワイファイ)”ロゴを交付する。CPU以外の主な仕様は以下のとおり。
- メモリー……標準で64MB(CTOで最大512MBまで増設)
- HDD……『SA75P/5』は20GB(Ultra ATA/66)、『SA70C/5』は10GB(Ultra ATA/66)(CTOで最大30GBまで増設)
- 光ディスクドライブ……24倍速CD-ROMドライブ(CTOでCD-R/RW、DVD、コンボドライブなどを選択可能)
- LAN……10BASE-T/100BASE-TX(CTOで56kbpsモデム追加、または無線LANに変更可能)
- PCカードスロット……Type II×2またはType III×1(CardBus対応)
- 外部インターフェース……USB×2、IrDA×1、RS-232C×1、パラレル×1、PS/2×1、外部ディスプレー×1
- バッテリー駆動時間/充電時間……約2.5時間/約3時間(電源OFF時)
- 消費電力……約60W
- 本体サイズ……幅327×奥行き274×高さ41.4mm
- 重さ……約3.4kg
OSはWindows 98 SEかWindows 2000を選択、Office XPもプリインストールするかどうかを選択できる。Windows 2000モデルはWindows XPアップグレードキャンペーンの対象となる。
価格は『SA75P/5』のベースモデルが30万8000円、『SA70C/5』が27万8000円。8月中旬に出荷を開始する。
B5スリムノートパソコン
『DynaBook SS』は、本体サイズ幅262×奥行き214×高さ26mmのB5ノートパソコン。今回追加したのは、低電圧版モバイルCeleron-600MHzを搭載する『SS 3470』。
『DynaBook SS 3470』 |
CPU以外には、11.3インチFLサイドライト付きカラー低温ポリシリコンTFT液晶ディスプレー(1024×768ドット、1677万色)、メモリーは128MB、HDDは20GB、PCカードスロット(Type II×2もしくはType III×1)、10BASE-T/100BASE-TXなどを搭載する。
バッテリー駆動時間は約1.7時間、充電時間は電源OFF時で約4時間、消費電力は約4時間。本体サイズは幅262×奥行き214×高さ26mmで、重さは約1.34kg。Windows 2000モデルとWindows 98 SEモデルがあり、価格はオープン価格だが、予想価格は前者が約29万円前後、後者が約27万円前後となっている。