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初の4層基板採用、思い切ったレイアウトでコストダウン! P4マザー「850 Pro2」がMSIから

2001年07月13日 22時07分更新

文● Jo_Kubota

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850 Pro2
「850 Pro2」

 実売価格1万円台で登場して話題となった“サムライの雄叫び”ことECS「P4ITA」に続き、MSIからも低価格Pentium 4用マザーボード「850 Pro2」(型番:MS-6523)がデビュー。このマザーボードは低価格化をはかるため、Pentium 4用マザーボードではじめて4層基板を採用したのが大きな特徴だ。入荷している高速電脳では2万1800円で販売中だが、これはMSIの従来製品「850 Pro」に比べ、同店の販売価格で7000円以上安い。



基板

 また、基板面積の縮小化によるコストダウンも目を引く。特に印象的なのはRIMMソケットの配置だ。3本が縦に配置され残り1本がAGPスロットと並行に並んでいるという、かなりアクロバティックなものとなっている。このためAGP×1、PCI×3、CNR×2と、PCIスロットが1本犠牲となった。また、オンボードで搭載される機能はサウンドのみとなっている。そこまでして価格を下げるのは、普及の妨げになっているのが価格だということをマザーボードメーカーも認識したためだろう。ちなみに電源コネクタはATX、ATX12Vのほか、AUXパワーも備える。



CPUソケット周辺
CPUソケットのすぐ脇に電源コネクタがある。そのコネクタのすぐ隣がRIMMソケットとなり、スペースの無駄がない
アクロバティックなRIMMソケット配置。基板裏を見ると、AGPの上にあるRIMMソケットが基板の一番端のRIMMソケットと対になっているのが分かる
RIMMソケット配置ソケットRIMMソケット配置ソケットRIMMソケット配置ソケット
マニュアル
マニュアルにはFSB設定クロックを100MHzと200MHzに設定できると書かれている。100MHz時でCPUバスクロックは400MHzだから、200MHz時は800MHz!? 1.5GHzのPentium 4が3GHzで動く!!……そんなわけはない

 Pentium 4の最安値はすでに2万円半ば。このマザーボードと組み合わせれば5万円以内でPentium 4プラットフォームが揃う計算だ。MSIというブランドも手伝って、Pentium 4の購入を考えている人には有力な選択肢の登場と言えるかもしれない。



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