このページの本文へ

米AMD、第2四半期の決算を発表――売上は前年同期比16%減の9億8500万ドル

2001年07月13日 17時28分更新

文● 編集部

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

日本AMD(株)の13日付けの報道資料によると、米AMD社が12日(現地時間)、2001年第2四半期(2001年4月~6月)の決算を発表した。決算の内容は、売上が前年同期比16%減の9億8500万ドル(約1231億円)で、純利益が1735万ドル(約21億円)。同社は、2000年8月4日に音声通信事業を売却しており、継続事業の売上のみを比較すると前年同期比11%減になるという。

同社は、今期にAthlon/Duronプロセッサーの最新版を投入。770万個以上のパソコン用プロセッサーを販売し、同社の過去の最高記録を更新した。しかし、パソコン用プロセッサーの平均販売単価が下落したため、今期のパソコン用プロセッサーの売上高は、直前期の2001年第1四半期に比べ11%減少した。一方、メモリーの売上でも、需要が減退したため、前年同期比で13%減少、直前期比で23%減少した。特に、フラッシュメモリーの需要は大幅に縮小したが、同社は24社以上のメーカーと供給契約を締結しているため、売上への影響を軽減。逆に市場シェアを増加したとしている。また、今期、フラッシュメモリーの技術革新に成功し、ピン互換性やソフト互換性を維持しながら記憶容量を倍増するセル技術“Mirror Bitアーキテクチャ”を開発した。

同社では、来期以降の見通しとして、第3四半期での直前期比10~15%幅の売上減少と、第4四半期での市況の好転による売上/利益の回復を予測している。

カテゴリートップへ

注目ニュース

ASCII倶楽部

プレミアムPC試用レポート

ピックアップ

ASCII.jp RSS2.0 配信中

ASCII.jpメール デジタルMac/iPodマガジン