値下がりが一段落し、そろそろユーザーのSDRAMへの興味も下がってきているなか、先行する各社に続いて玄人志向からも“PC166”対応をうたうSDRAMが発売となった。
“サポートなし”が売りとなっている“キワモノシリーズ”に位置づけられるこのメモリはCL=3、NonECCタイプ。メモリチップは、PC166対応をうたうものでは一般的になりつつある“Tiny-BGA”が使われている。ちなみにそのメモリチップには“BUFFALO”のロゴが刻まれており、どう見てもメルコ製だ。 チップは全部で16個搭載され、容量は128MBなので1チップあたり8MB(64Mbit)となる。昨今メモリでは256Mbitメモリが使われることも多く、64Mbitチップは数少なくなっているだけに珍しい。ただし両面実装ではなく片面実装のため、バンク構成が気になるところだ。
価格はTSUKUMO eX.で4980円。128MBという容量を考えると割高だが、PC166というスペックは、オーバークロッカーには気になるところである。もっともマザーボード側は最大でも133MHzが動作保証になるため166MHzでの動作は当然規定外。キワモノシリーズなので言うまでもないことだが、166MHz動作は自己責任ということを念頭に置いておこう。
【取材協力】