(株)アドイン研究所は12日、部分的な差異を無視して全体を一致させる照合技術“ゲノムマッチング技術”を応用したAI(人工知能)検索エンジンソフトウェア『FlexSearch』(フレックスサーチ)を、同日から販売すると発表した。
『FlexSearch』は、同社独自のAI技術を検索システムに搭載したもので、検索文を指定することで、新聞記事、百科事典、書籍名、曲名、CDタイトル、電子メールなど広範囲の文書に対して、類似情報を柔軟に検索できる。CGIまたはASP(Active Server Page)を利用してサーバーにインストールでき、短期間で検索システムを構築できるという。
文字間をラバー(ゴム)バンドで連結して伸縮させるように類似文字列を検出する“Rubber Band Matching”(ラバーバンドマッチング:RBM)アルゴリズムを採用しているため、キーワード検索に加え、表現(用語/言い回し)の差違を吸収した検索対象の抽出が行なえる。例えば、キーワードに文字を追加して検索(ゴミリサイクル→ゴミのリサイクル問題…)、キーワードから文字を削除して検索(女子中高生→女子高生に人気の…)、キーワードを置き換えて検索(ドボルザーク→ドヴォルザークの交響曲)などが行なえる。対応文書形式は、HTML/テキスト/PDF/Word/Excel/PowerPointで、データベースとの連携も可能。対応OSはWindows NT/2000またはUNIX/Linux。
価格は、『FlexSearch for Web (Windows版)』が120万円、『同 for Web (UNIX版/LINUX版)』が150万円、『同 for Vantive (Windows版)』が120万円。『同 Engine (OEM版)』の相談にも応じる。クライアントライセンスは無料。オプションとして、『マルチインデックスオプション』(複数インデックスサポート)が20万円、『サーバスレッドオプション』(分散負荷)が20万円、『データベースリンクオプション』(ODBCサポート)が12万円、『PDF文書フィルター』が10万円、『MS Office文書フィルター』(doc/ppt/xls)が10万円となる。Windowsアプリケーションとして『FlexSearch Personal』も提供し、価格は4800円。同25ライセンスパックが12万円、同50ライセンスパックが23万円、同100ライセンスパックが44万円となる。
