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日本ユニシスの島田新社長が就任挨拶

2001年07月12日 17時21分更新

文● 編集部 桑本美鈴

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日本ユニシス(株)は12日、6月27日付で同社代表取締役社長に就任した島田精一氏の就任披露記者会見を都内ホテルで行なった。本日開催のビジネスユーザー向けフォーラム“Unisys e-@ction Solution Forum2001”での島田氏の基調講演に合わせて会見したもの。

新社長の島田氏は63歳。元三井物産(株)代表取締役副社長で、日本ユニシスの非常勤取締役も兼任していた。

島田新社長
6月に就任した島田精一新社長

会見で島田氏は、「米のインターネット元年は'95年、日本は2000年がインターネット元年で、これから本格的にIT革命が始まる。日本にとって明るい話題は、iモードに象徴されるインターネットモバイルユーザーが4000万となったこと。PCベースのモバイルでは米国に譲るが、インターネットモバイルでは世界のトップを走っている。また、放送のデジタル化も始まっており、高速通信インフラのxDSLやCATVが伸びている」

「これからはユビキタスコンピューティングの時代。これまで端末というとPCだけだったが、今後は携帯電話、ゲーム機、TV、カーナビなどがインターネットにつながる。情報産業の要素はコンテンツとネットワークと端末の3つ。これらの要素を有機的に結び付けるためのソフトが必要となる」

「ソフトは日本ユニシスが得意とするところだ。日本ユニシスはソフト/サービス事業を中心に仕事をしていく会社。現在、日本ユニシスの売上の70%近くはサービスとソフトが占めている。時代の変わり目の中、多少の失敗は恐れずに事業を進めていきたい」と語った。

また、現在の日本ユニシスの強み/弱みについては、「強みはSE軍団のサービス力だ。オープンな環境でサーバー製品のパートナーと協力し、サービスの力とノウハウを軸にe-ビジネス分野にフォーカスしたい」

「弱みは、メインフレームというハード依存型の収益構造が続き、企業の文化として残っていること。ハードからサービス/ソフトへの転換は5年以上前から行なわれており、現在、売上の70%はサービス/ソフト。しかし、良く言えば慎重で間違いのない仕事ぶりで顧客満足度が高いのだが、サービスが良すぎて、経営者側からみると十分なお金をもらっていないサービスまでしてしまっている。サービスの効率が悪く、高コストとなっている」

「今後は、サービスやソフトを付加価値型に変えて利益の上がる体質にしていく。ハードとソフト、サービスをインテグレートしてソリューションとして提供していく。SE軍団がなければ何もできない。その強みをいかに活かせるかが経営陣や管理職の戦略とリーダーシップにかかっている」と説明した。

さらに、同社の株価が低迷している問題について「残念ながら現在株価は低い。この問題をどうするかは、会社の収益を高めて1株当たりの利益を高くすること、利益を高くするシナリオを書いて実行することを市場に示すしかない。経営戦略をはっきりさせて会社を低コスト体質にし、生産性を高め、日本ユニシスは成長するんだと人々が納得できるような戦略を示す」としている。

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