アイ・オー・データ機器のビデオカードは、最新最速ビデオチップをいち早く採用するのではなく、ユーザーのニーズを汲んでより市場にあった製品を投入していく戦略に変更している。ここで紹介する「GA-GMX4/PCI」は、液晶モニタなど多様な周辺機器を発売する同社ならではのビデオカードと言えるだろう。
アナログRGBとデジタル液晶の2系統出力端子を装備
「GA-GMX/PCI」のパッケージイメージ。D-sub15ピンのアナログRGB出力とDVI-Dのデジタル液晶端子の2つを装備するPCIスロット用ビデオカードだ。 |
ビデオチップはNvidiaの低価格ハイパフォーマンス2D/3Dアクセラレータ「GeForce2 MX400」、ビデオメモリは32MB(SDRAM、183MHz駆動)を搭載し、出力端子としてアナログRGB(D-sub15ピン)とデジタル液晶(DVI-D)の2系統を標準装備している。
カード長は155mmで、一般的なPCIスロットであればほぼ問題ない(ハーフサイズにも装着可能)。ちなみに、同社は「PCI用で最高速クラスを目指して開発した」とのこと。 |
セカンダリ出力(デジタル液晶)で最大1280×1024ドット/フルカラー/75Hzの高解像度表示を実現するために、SILICON BRIDGEのDVIトランスミッタ(デジタル出力用コントローラチップ)「SB101(SB10172AB)」を搭載している。 |