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『HOLON Linux 3.0』ファーストインプレッション

2001年07月11日 05時33分更新

文● 編集部

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サウンド、グラフィック関連ツール

『HOLON Linux 3.0』では新たに、ビデオ編集ソフト「Broadcast2000」や、CD-R作成ソフト「X-CD-Roast」、MP3リッパー「ripperX」、MPEGプレーヤ「Xmms」などを搭載している。

「Broadcast2000」。さまざまなエフェクトも用意されている。
「X-CD-Roast」。CD-RドライブはできればIDEまたはSCSI接続のものがよいそうだ。USB接続の場合、成功率は30%程度になってしまうという。
「ripperX」と「Xmms」。「Xmms」はMP3だけでなく、MPEG画像の再生にも対応している。

学術用途のツール

『HOLON Linux 3.0』では、数値演算グラフ化ツールや論理回路シミュレータといった、学術用途のソフトウェアをバンドルしている。

数値演算グラフ化ツール。
論理回路シミュレータ。

システムツール

GUIのSambaクライアントである「Komba」および「Gnomba」を搭載している。

「Komba」および「Gnomba」。

パッケージ管理にはAPTを使用。また、APTのGUIフロントエンドである「Synaptic」により、GUI上でパッケージのアップデートが可能になっている。

「Synaptic」。インストールされているパッケージを調べて、必要なパッケージを自動ダウンロードしアップデートすることができる。ただし、カーネルに関しては、Liloの書き換えが必要となるため、「Synaptic」ではアップデートできないようになっている。

CD-ROM3枚に2.8GBという、豊富なバンドルソフトウェアを持つ『HOLON Linux 3.0』。「サーバ用」「開発環境用」といった絞り込んだ機能ではなく、さまざまな機能が用意されているので、「とりあえずLinuxに触ってみたい」といった向きにはおすすめできるディストリビューションのひとつといえよう。

なお、『HOLON Linux 2.0』ユーザーを対象とした優待販売が行なわれる。詳細はHOLON LinuxのWebサイトを参照していただきたい。

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