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CAMEDIA C-200ZOOM

CAMEDIA C-200ZOOM

2001年07月10日 23時49分更新

文● 行正

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しっかりした作りと画質

撮影サンプル1。元画像は1600×1200ドットだが、掲載用に640×480ドットにリサイズしている。コントラストの高い画像だが、白とびも少なく暗所の描写性も良好だ。

 電源投入から撮影可能になるまで約5秒、撮影間隔は約2.5秒と、動作は非常に軽快だ。使っていて少々気になったのだが、液晶モニタ(6万1000画素)の画質がいまひとつで、11万画素前後が一般的な最近のデジタルカメラの中では表示のシャープさなどに乏しい。撮影画像そのものにはとくに問題はないものの、撮影結果を確認するたびに“いちいち撮影後に拡大表示”しなければならないという点はいただけない。



撮影サンプル2。1600×1200ドットを640×480ドットにリサイズ。発色はや比較的やわらかいが、原色はきっちりと出ている。

 撮影結果を見ると、周辺減光が少なくワイド側でのゆがみもほとんどなく描写は良好だ。同社のデジタルカメラはやわらかめの発色が特徴だが、C-1やC-1 Zoomに比べると若干きつめに写る傾向にあるようだ。



撮影サンプル2の中央部を640×480ドットにトリミングしたもの。解像感そのものは悪くなく、ハイライトへの階調表現もよい。

 コンパクトデジタルカメラに何を求めるかは人それぞれだが、コンパクトさを求めるならばC-1やC-1 Zoom、低価格な入門気であればC-100、高画質ならば「C-3040ZOOM」、さらに高画質の「C-4040ZOOM」――というCAMEDIAラインナップ構成の中で、C-200ZOOMは光学3倍ズーム/200万画素/単3×4本動作といった手堅い仕様となっている。
 コンパクトなC-1/C-1 Zoomや、10倍光学ズームの「C-700 Ultra Zoom」などのような特徴的なスペックはないものの、しっかりとした画質が安心して利用できるスタンダードな入門機だ。



撮影サンプル2と同条件でC-1Zoomで撮影したものと並べてみた。比較しやすいようにリサイズしたのちにトリミングしているが、色に関してはレタッチしていない。C-1Zoomのほうは発色は浅く、C-200ZOOMは若干きつめだ。
撮影サンプル3。1200×1600ドットを480×640ドットにリサイズ。マクロにおける撮影距離は20~80cmとなっている。
撮影サンプル4。1600×1200ドットを640×480ドットにリサイズ。周辺部の解像感は落ちているもののあまり減光は目立たない。
撮影サンプル4の中央部を640×480ドットにトリミングしたもの。フォーカスは少々甘めだが、ノイズはあまり目立っていない。

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