(株)スマートカードテクノロジーズは10日、暗号鍵を内蔵するUSB端子用のセキュリティーデバイス“コンパクトUSBキー”の新製品として『SmartCTX easyID』『SmartCTX PKI』『SmartCTX Plug-in』の3製品の量産出荷を15日より順次開始すると発表した。
『SmartCTX』シリーズ |
USBキーは、パソコンなどのUSB端子に差し込み、パソコンやアプリケーションの起動制御や、サーバーの利用制御、電子署名による認証処理などの用途に利用できる小型のセキュリティーデバイス。内部にICやメモリーを搭載する。
『SmartCTX easyID』は512Bのメモリー内蔵し、共通鍵方式に対応した製品。暗号鍵がキーから外に出ないため単純な共通鍵方式よりセキュリティーレベルが高いという。『SmartCTX PKI』はPKI(公開鍵基盤)に対応した製品で、32KBのメモリーを搭載する。ISO7816準拠のスマートカード機能とRW機能を一体化しており、RSAの1024bitまでのプライベートキーとX.509証明書の管理機能も搭載する。『SmartCTX Plug-in』はPKIに対応し、メモリーを8/16/32KBから選択できる製品で、9月に発売予定。なお、価格は見積もりとなる。同社では、2002年には本人認証用に指紋センサーを搭載した『SmartCTX FP』の販売も予定しているという。