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SPECTRA X20

SPECTRA X20

2001年07月10日 16時14分更新

文● 佐久間

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SPECTRA 8800より1cm短く、
取り付けやすくなった「SPECTRA X20」

SPECTRA X20
SPECTRA X20(上)とSPECTRA 8800のカードを並べてみた。長さの違いは1cmだが、この差が取り付け時には結構大きい。
 また、外観的にはカード長が212mmから201mmへと1.1cmほど短くなった。わずか1cmと思われるかもしれないが、ベンチマークテストのためにSPECTRA 8800と交互に抜き差しを繰り返したのだが、X20はかなり取り付けやすくなったと実感できる。SPECTRA 8800/8400やX20は外部電源(HDDなど内蔵デバイス用の4ピンタイプ)の供給を必要とするため、実際の長さに+30mmほどのスペースを要する。AGPスロットの延長線上にHDDベイがあるマシンでは、とくにそのメリットを感じるだろう。
 細かい改良点としては、Windows Meや2000のスタンバイ(画面は消え、HDDなども停止しているが、マザーボード上には通電されている)状態で誤ってビデオカードを抜かないように、通電中を示す赤色LEDが電源コネクタの後ろに設けられた。通常タワー型筐体の場合にはAGPスロットに差すビデオカードは基板の表(チップ側、LEDもこちらにある)が下向きになるのだが、LEDの発光はかなり明るく、たとえすぐ下のPCIスロットにカードを差していても赤色光を確認できるだろう。
 付属CD-ROMにはWindows 98 SE/Me/NT 4.0+SP5/2000用ドライバのほか、

  • 表示位置やリフレッシュレート、ガンマ補正などを行う「Adapter Control」(画面のプロパティに独自タブが追加される)
  • Direct3Dの全画面アンチエイリアス(エッジのギザギザを見えにくくする手法)のモードや、メモリクロックの調整を行う「拡張設定」(画面のプロパティに独自タブを追加)
  • フルスクリーンもしくはアクティブウィンドウをキャプチャ(BMP形式で保存)する「SnapShot」(単体起動可能なアプリケーション)
  • タスクトレイに常駐し、マウスの左クリックで表示される一覧から選ぶだけで簡単に解像度/色数/リフレッシュレートを変更できる「Screen Control II」(単体起動可能なアプリ)
  • 解像度ごとにあらかじめリフレッシュレートを設定しておき、ゲームなど解像度を自動的に切り替えるアプリもちらつきの少ない画面で表示できる「Refresh Control II」(単体起動可能なアプリ)

――といった独自ユーティリティと、MP3などの音楽ファイルや、DVD-Videoの再生(MPEG1/2などの動画ファイルの再生を含む)に対応したマルチメディアプレーヤ「MEDIACRUISE」が含まれる。

Mediacruise
SPECTRA X20に付属するマルチメディアプレーヤ「Mediacruise」。

 さらに、

  • AMD製のCPU&3Dビデオカードベンチマークプログラム「N-Bench v1.0A」
  • NvidiaがGeForce3の技術デモとして作成した「Blobby Dinosaur」「BumpyShinyPatch」「Chameleon」「Hair」「Inferno」「Zoltar」の6本

――を収録したデモCDも付属している。購入してすぐにGeForce3の実力を自分の目で確認できるわけだ。

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