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ペンタックス オプティオ330

ペンタックス オプティオ330

2001年07月05日 23時21分更新

文● 行正

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ペンタックス オプティオ330

旭光学工業

9万5000円

“タバコ箱サイズ”の「スタイリッシュ・コンパクト・デジタルカメラ」(銀デジカメ)が各社から登場しているが、その中でも旭光学工業(ペンタックス)の「ペンタックス オプティオ330」は、光学3倍ズームと334万画素(有効324万画素)CCD、豊富な撮影機能と高い画質を持つデジタルカメラだ。

フルスペックのスタイリッシュコンパクトデジタルカメラ

沈胴式レンズは大きく伸びるが、電源OFF時には収納されて前面はフラットとなり、レンズバリアも装備する。

 オプティオ330は、高級感のあるステンレスボディを採用し、光学3倍ズームレンズと334万画素(有効324万画素)CCDを搭載するコンパクトなデジタルカメラだ。この種のデジタルカメラとしては「IXY DIGITALシリーズ」が真っ先に思い浮かぶところだが、本機のサイズは「IXY DIGITAL 200」(光学2倍ズーム)と「IXY DIGITAL 300」(光学3倍ズーム)の中間にあたり、光学3倍ズームレンズを搭載する製品としては非常に小型に収まっている。



上面には大きめのモードダイヤルを装備する。ダイヤルのモードは、再生/撮影/夜景撮影/マニュアル撮影/動画撮影/多重露出撮影。

 モードダイヤルとシャッターボタンを備える上面と、カーソルキーと各種ボタンを配した背面は、デジタルカメラでは一般的なデザインだ。背面上部に並ぶ3つのファンクションボタンはそれぞれ“フラッシュモード”“セルフタイマ/連写”“マクロ/風景/マニュアルフォーカス切り替え”になっており、液晶画面にメニューを呼び出すことなく基本的な操作を行うことができる。



ひし形のような形状の十字ボタンの中心はOKボタンとなっている。光学ファインダ部には視度調節のスライドがある。

 撮影時に液晶モニタに表示される情報は豊富で、撮影可能枚数や撮影モードに加え、ズーム中にはズーム位置が、シャッターボタンの半押し(AF、AEロック)では絞り値とシャッター速度が表示される。モードダイヤルでマニュアル撮影を選択した場合は、常時表示となった絞り値とシャッター速度をカーソルキーの上下と左右で指定する。



撮影時の画面表示(マニュアル撮影時)。情報は多いようにも思えるが、表示は整理されていて確認しやすい。

 ユニークなところでは、多重露出撮影が可能だ。モードダイヤルで“多重露出”を選択すれば、撮影済みのデータから1枚を選択する画面となり、選択後はその画像とビュー画像が重なって液晶モニタに表示され、撮影すると重ね合わされた画像が記録される。
 「アラーム」というタイマー機能もある。これは、撮影した画像(静止画)とともにアラームが鳴るという目覚まし時計機能なのだが、むしろこれよりもインターバルタイマー撮影機能を付けてほしかったような気もする。



バッテリパックは富士写真フイルム「FinePix 50i」やリコー「Caplio RR10」と共通だ。右の充電器が付属し、オプションでACアダプタが用意される。

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