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『Turbolinux Workstation 7』β版ファーストインプレッション

2001年07月05日 00時00分更新

文● 編集部

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9月にリリースが予定されている『Turbolinux Workstation 7』(開発コードネームMonza)のβ版が6月26日から公開されている。本誌では、実際にインストールして使用感を確かめてみた。以下その模様をお届けする。

『Turbolinux Workstation 7』の概要

『Turbolinux Workstation 7』は以下の特徴を持つ。

  • デフォルトのデスクトップ環境にKDE 2.1を採用
  • インストーラは「Mongoose」最新版を採用
  • USBサポートの強化でストレージデバイスだけでなくスピーカやモデムなどにも対応
  • IEEE1394をサポート
  • ADSL接続やIPv6に対応

今回インストールしたβ版の主なコンポーネントは以下のとおり。

  • カーネル 2.4.5
  • glibc 2.2.3
  • XFree86 4.1.0
  • gcc 2.95.3
  • KDE 2.1
  • GNOME 1.4

製品版は9月に発売される予定。価格などの詳細は8月末には明らかにされるもようだ。

デスクトップ環境

今回のバージョンではインストーラに「Mongoose」を採用している。「Mongoose」については以前本サイトでも紹介しているので、ここでは割愛する。

まずデスクトップ環境だが、『Turbolinux Workstation 7』では、デフォルトのデスクトップにKDE 2.1を採用している。実際にKDEとGNOMEを比較してみると、『Turbolinux Workstation 7』β版ではKDEのほうが明らかに動作が軽く、日本語化もしっかりしていた。

『Turbolinux Workstation 7』のKDE画面。
『Turbolinux Workstation 7』のGNOME画面。今回GNOME上には日本語が使えるツールはほとんど用意されていない。
KWordの日本語入力。一度フォント指定などのスクロールボタンをクリックしておかないと入力できないなど、完全ではない。9月の製品版に期待したい。

また、Palmとの接続ツールも提供されている。

Palmとの接続ツール。バックアップやスケジュールの同期ができる。

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