組み込みLinuxを開発するタクシア(株)は6月27日、携帯電話用ブラウザなどの開発を行なう(株)ACCESSのパートナープログラム「AAA(ACCESS Advanced Alliance)」に、「Associate Partner」として参加し、共同でマーケティングを行なうことを発表した。
ACCESSの「AAA」では、パートナーを
- Premier Partner……ACCESSが提供するキットで製品レベルの実装を完成させ、ACCESSでのCertificateを完了したパートナー
- Associate Partner……ACCESSが提供するキットでデモレベルの実装を完成させ、ACCESSの評価が完了したパートナー
- Member……ACCESSが提供するキットで、自社製品との組み合わせを検討するパートナー
- Authorized System Integrator……ACCESS製品の移植やカスタマイズなどの受託開発を行なうパートナー
- Authorized Distributor……ACCESS製品をバンドルまたは単体で販売するパートナー
の5段階に分け、開発ツールやロゴを提供するほか、製品プロモーションでの協業などを行なう。今回の参加により、ユーザーはタクシアの組み込みLinux『TASTE』のブラウザとして、『Nanozilla』だけでなくACCESSの『NetFront』を利用することも可能になる。
タクシアのWebブラウザ『Nanozilla』は、『Mozilla』をベースにした、インターネット・アプライアンス向け製品。HTML 4.0やCSSに準拠し、Javaや各種プラグインにも対応している。一方、(株)ACCESSの『NetFront』は、HTML3.2に対応した、『Nanozilla』より小型で軽い組み込み機器向けWebブラウザで、家庭用ゲーム機やカーナビゲーション、セットトップボックスなどに採用されている。また、Compact HTMLに対応した『Compact NetFront』は国内の携帯電話に採用されている。