29日に「プレイステーション2」(型番:SCPH-3000、以下PS2)の価格が、従来の店頭実売価格3万7800円程度から3万5000円に値下げとなった。3万9800円で新発売となってからいったんはオープンプライスとなったPS2に再び定価が決められたことになるが、実質的には2度目のプライスカット。販売元であるソニー・コンピュータエンターテインメント(SCE)が前日28日に突然発表したため一般への浸透度はいまひとつだったが、それでもアキバの主要ショップは各店いっせいに新価格での販売を開始している。
今回の発表は販売店にもかなりギリギリまで知らされていなかったもよう。28日に価格の発表が行われて「ここ1カ月PS2の入荷数が少なかったが、ようやくその理由が分かった」という声もショップの担当者からは聞かれた。どうやら、今回の価格改定を控えたSCEは、価格改訂後の売れ行きを考慮してある程度流通量を抑制していたようだ。
なお、併売されている「PS2 GT3 Racing Pack」(型番:SCPH-3500GT)の価格は3万9800円と変化ない。最近は、わずか2000円の価格差だったためお得な“GT3 Racing Pack”を購入する人が多かったが、「グランツーリスモ3」の人気が一段落し、また夏商戦に向けて新作タイトルが充実するだけに、今後はまた本体単品の人気が復活しそうな気配だ。
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