VAIOシリーズのモバイルノート「PCG-C1VSX/K」は、プログレッシブタイプの35万画素CCDカメラを液晶上部に内蔵し、撮影した静止画や動画をそのままメールに添付して送ったり、ライブ配信が行える“ビジュアルコミュニケーション”を標榜するPCだ。
Bluetoothで周辺機器と簡単につながるモバイルノート
Crusoe搭載モデルとしては3台目となるPCG-C1VSX/Kは、ハードウェアスペックは2001年 春モデル「PCG-C1VRX/K」からほとんど変更なく、スペック強化はHDDが20GBから30GBに容量アップした程度にとどまる。
左側面にはi.LINK端子とPCカード(TypeII)およびメモリースティックスロットを1つずつ装備する。右側面にはAV出力、ヘッドフォン、マイク、USB、CRT(付属のディスプレイアダプタを使用)、モデムの各端子とジョグダイヤルを備える。 |
35万画素CCDカメラ「MOTION EYE」は液晶上部に内蔵する。自分に向けて撮影できるほか、180度回転させて正面の映像を撮影することも可能。 |
横長液晶に合わせたボディのため、キーボードはパームレスト部分が省略されている。ピッチ17mm、ストローク2mmを確保しており、クリック感のはっきりしたキータッチを持つ。 |
Bluetoothモジュールはキーボード上部に内蔵しており、ボタンを押してアクティブな状態にするとボディ前部のインジケータが青く点灯する。 |
ちなみにASCII Labs. 製バッテリベンチマークの結果は、CPUを300MHzで動作させる省電力モードで計測した場合でも2時間14分に留まった。最近のモバイルノートとして少々物足りない値だが、より長時間使用したいなら、標準バッテリの2倍の容量を持つLバッテリ「PCGA-BP52A」(オープンプライス)や3.5倍の容量を持つLLLバッテリ「PCGA-BP54」(オープンプライス)などのオプションバッテリが用意されている。
Bluetoothに対応した周辺機器が徐々に揃ってくるにつれ、標準で無線通信機能を装備するPCG-C1VSX/Kの活用の幅も広がりつつある。ケーブルを引き回すことなくさまざまな周辺機器と接続できるPCG-C1VSX/Kは、それほどモバイルマシンに興味がないユーザーにも、気軽に持ち運んでその軽快さを体験してみたいと思わせる力を持ったPCだ。
CPU | Crusoe TM5600-667MHz |
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メモリ | 128MB |
液晶 | 8.9インチ |
解像度 | 1024×480ドット/フルカラー |
HDD | 30GB |
CD-ROM | オプション |
通信 | モデム、Bluetooth |
サイズ | 248(W)×152(D)×27~29(H)mm |
重量 | 約995kg |
OS | Windows 2000 Professional |
Officeアプリ | - |