このページの本文へ

前へ 1 2 次へ

CAMEDIA C-100

CAMEDIA C-100

2001年06月29日 21時39分更新

文● 行正

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

CAMEDIA C-100

オリンパス光学工業

3万2000円

オリンパスの「CAMEDIA C-100」は、単焦点/パンフォーカスというシンプルな構造の131万画素デジタルカメラだ。標準価格3万2000円(実売2万円台半ば)という超低価格により、いわゆるトイデジタルカメラ市場をも狙った入門機だ。

しっかりした作りの入門機

レンズカバーを閉じればすっきりとしたフロントフェイスとなる。C-1/C-1 Zoomのタマゴ型のレンズカバーの意匠は継承されないが、従来の「CAMEDIA C-860L」(2000年2月発売)よりもC-1/C-1ZOOMに近いデザインだ。

 CAMEDIA C-100は131万画素(有効125万画素)CCDと、パンフォーカスの単焦点レンズを搭載する。いわゆる低価格入門機ではあるが、背面には1.5インチ液晶モニタを装備し、内蔵フラッシュはオート(低輝度時/逆光時自動発光)、赤目軽減、発光禁止、強制発光、夜景といった発光モードを選択できる。また、スポット測光や±2EVまで0.5EV単位で補正できる露出補正機能、1.3コマ/秒(最高8枚)の連写、320×240ドットで最大15秒、160×120ドットで最大60秒の動画撮影など、入門機とは思えないほどの機能を備える。



電池は本体底面から、スマートメディアは本体側面から挿入する。電池挿入部は単3が2本ずつ入る形状となっており、CR-V3(LB-01)電池に対応する。

 記録メディアはスマートメディアを採用するが、さらに1MBの内蔵メモリも搭載している。撮影時にスマートメディアがいっぱいになったときの緊急用予備記録として、もしくはスマートメディアを買い忘れた初心者の人でも買ってすぐに使えるという利点がある(その代わり標準ではスマートメディアが付属しない)。

 本体は同社の「CAMEDIA C-1」以降のフォルムと似たデザインとなっており、前面のレンズカバーをスライドさせると電源がONになってすぐに撮影を開始できるのは便利だ。背面の操作系は液晶モニタの横にカーソルキーと液晶のON/OFF、OK/MENUボタンがあるだけというシンプルなもので、カーソルキーはフラッシュモードおよびデジタルズームボタン兼用だ。



液晶や操作部はC-1/C-1 Zoomなどとほとんど同じだ。メニューもタブ形式の表示を採用してわかりやすい。

 なお、レンズ下にあるレバーをスライドさせることでマクロ撮影モードとなるのだが、レンズカバーをいったん閉じると(電源を切ると)カバー内側の突起によりレバーが押され、次に撮影するときにはノーマル撮影ポジションに戻るようになっている。マクロ撮影後にノーマルに戻すのを忘れるという撮影ミスは起こしやすいだけに、こまかい配慮だが嬉しい。



レンズ部のアップ。レンズの下(手前)にあるスライド式のマクロレバーにより、光学系に1枚のマクロレンズが加わるというシンプルなメカニズムだ。

前へ 1 2 次へ

カテゴリートップへ

注目ニュース

ASCII倶楽部

プレミアムPC試用レポート

ピックアップ

ASCII.jp RSS2.0 配信中

ASCII.jpメール デジタルMac/iPodマガジン