このページの本文へ

沖電気、動画像を利用した“人物行動認識技術”を開発

2001年06月29日 17時23分更新

文● 編集部

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

沖電気工業(株)は29日、動画像に撮影されている人物を検知して、その行動を認識する技術として“人物行動認識技術”を開発したと発表した。

“人物行動認識技術”で認識したシルエットと動き
“人物行動認識技術”で認識したシルエットと動き

今回開発した“人物行動認識技術”は、ビデオカメラで撮影した画像の中から人物を見つけ、シルエット(人物と背景部分との明るさの違い)を短時間で解析することで人物の行動を追尾するもの。ITS(高度道路交通システム)ソリューションの1つとして同社が提供している“安全走行支援システム”(見通し支援システム)の“停止車/低速車両検知技術”を、人物向けに応用し、汎用的に利用できる行動認識技術として開発したという。

この技術と、画像圧縮技術“MPEG-4”を組み合わせることにより、あらかじめ侵入領域や滞留時間など不審な行動を見つける条件を設定するだけで、不審者を検知すると自動的に警告を発して遠隔地に画像を転送するシステムを構築することができる。これにより監視員が常時監視する必要がなくなるほか、監視拠点の集中化や省力化を図れるという。また、人物の行動認識に利用して、ある領域の入退場者数の計測も可能になるとしている。

カテゴリートップへ

注目ニュース

ASCII倶楽部

プレミアムPC試用レポート

ピックアップ

ASCII.jp RSS2.0 配信中

ASCII.jpメール デジタルMac/iPodマガジン