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CAMEDIA C-1 Zoom

CAMEDIA C-1 Zoom

2001年06月29日 12時42分更新

文● 行正

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軽快な操作と見ごたえのある画質

撮影サンプル1。元画像は1280×960ドットだが、掲載用に640×480ドットにリサイズしている。高コントラストだが、ハイライト部で階調とびはごくわずかだ。

 実際に持ち歩いて撮影してみると、コンパクトな本体でポケットへの収まりもよく、レンズバリア連動スイッチにより取り出して撮影という動作もスムーズに行える。バッファ(4コマ分)の搭載により、画像記録中にも撮影を行えるので、毎秒1コマ程度の間隔ならば続けて撮影できるというのも気軽で嬉しい(連写モードでは約2コマ/秒で最大4コマまで)。



撮影サンプル2。1280×960ドットの元画像を640×480ドットにリサイズ。曲面部において各カラーからハイライトに至るグラデーションが良好に再現されていることがわかる。

 画質的には、ほかのCAMEDIAシリーズと似たような発色と絵作りとなり、若干シャープさに欠けているソフトな印象を受けるものの、発色は鮮やかでありながら不自然さの少ないソフトな感じを受ける。



撮影サンプル3。マクロ撮影結果。960×1280ドットの元画像を480×640ドットにリサイズ。葉の緑や花の色にそれほど不自然さは感じられない。

 電源には、リチウム電池「LB-01(CR-V3)」×1もしくは単3×2本を使用する。LB-01の場合は約300枚の撮影が可能だ。単3アルカリ電池ではLB-01よりも短くなるが、それでも半日(100枚程度)の撮影で問題なく利用できた。



撮影サンプル4。1280×960ドットの元画像を640×480ドットにリサイズ。広角側での撮影だが、周辺部の歪みも少ない。

 100万画素クラスのデジタルカメラはすっかり入門機という位置付けとなったが、単焦点/AFのC-1、単焦点/パンフォーカスの「C-100」と比べるとC-1 Zoomはズームレンズを搭載するだけに応用範囲も広い。「IXY DIGITAL 200」を始めとするスタイリッシュ・コンパクトデジタルカメラに比べればサイズはひとまわり大きいものの、多くのコンパクトデジタルカメラが専用充電池を使用するのに対し、C-1 Zoomは入手しやすい単3電池×2本で動作することを考えれば、入門機としてもサブカメラとしても手頃だろう



撮影サンプル4の中央上部を640×480ドットにトリミングしたもの。青空に少々ノイズが出ており、全体的にソフトな印象を受けるものの解像感は良好だ。

CAMEDIA C-1 Zoomの主な仕様
撮像素子 1/3.2インチ131万(有効125万)画素CCD
レンズ 光学3倍ズームレンズ、f=5~15mm(35mmフィルムカメラ換算:38~114mm)、F2.4~4.3
記録画素数 1280×960/640×480ドット
記録媒体 スマートメディア(8MBメディア付属)
液晶モニタ 1.5インチTFT
電源 単3×2本(アルカリ乾電池/ニッケル水素充電池/リチウム乾電池)、リチウム電池パック「LB-01(CR-V3)」×1
インターフェイス USB、ビデオ出力
本体サイズ 112(W)×35(D)×62(H)mm
重量 185g(本体のみ)

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