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システムソフト、ジストとの合併を発表

2001年06月28日 22時29分更新

文● 編集部 増田悦子

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システムソフト(株)は28日、(株)ジストとの合併について、親会社のカテナ(株)と共に記者発表会を行なった。

今回システムソフトが合併するジストは、休眠会社であったカテナジャパン(株)が、(株)日本総合技術研究所から営業権を譲り受けた後、(株)ジストと商号変更した会社。9月28日付けで合併する。合併後の商号は“システムソフト”とし、引き続きカテナグループとなる。代表取締役社長は、現在システムソフトの代表取締役社長である伊藤 光邦氏が就任する。今後は、ジストとの合併による相乗効果で売上を伸ばしていくという。伊藤氏は、「今期は26億円の売上高であるが、ジストとの合併により、2002年度には30億円、2003年には40億円と、売上を伸ばし、当期利益を1億5000万円ほどに伸ばしていきたい」と述べている。

左から、カテナの小宮善継氏、ジストの福井武義氏、システムソフトの伊藤光邦氏
左から、カテナの小宮善継氏、ジストの福井武義氏、システムソフトの伊藤光邦氏

システムソフトは昨年度、従来の主力であったゲームソフト事業から撤退し、現在は、企業向けのシステムを提供している。現在、企業向けのシステム構築サービスや広告・印刷業向けのパッケージソフト『MissionWare』の展開などを行なっている。そのほか、福岡ダイエーホークス、横浜ベイスターズ、近鉄バッファローズ等5球団へ携帯電話でのプロ野球速報をはじめとした、携帯電話配信サービスや検索サイト向けに電子辞書コンテンツなどを提供している。
また、合併するジストは、経済産業省や厚生労働省をはじめとした官庁、ガス会社、電気会社、大学等、官公庁や公益事業との取引を中心に、マッピングやGIS事業、人間工学、システム分析、データベース、ファイリングシステムなどシンクタンク事業を行なっていた。今回の合併により、システムソフトは従来の民間分野だけでなく、官公庁研究機関や、大学研究室との連携を強めていき、ジストが行なっていた事業も拡大していく。今後は特に、法人向けのモバイルシステムやモバイルGIS、電子自治体として、文書の電子申請、上下水道施設の管理マッピングなどの分野を重点的に強化し、民間企業主体に営業を行なっていたシステムソフトと、官公庁などを主体に営業を行なっていたジストとの相乗効果で、事業を拡大していくとしている。

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