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JSA、2次元/3次元CAD用デジタルJIS部品を発表

2001年06月26日 00時00分更新

文● 編集部 中西祥智

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(財)日本規格協会(JSA)は26日、特定のCAD製品向けの2次元および3次元デジタルJIS部品を発表した。

今回発表したのは、『PTCセレクション』として日本パラメトリック・テクノロジー(株)(PTC)のCADソフト『Pro/ENGINEER』に対応したJIS準拠3Dデジタル部品集と、(株)エリントのCADソフト『DesignCAD Platinum』にバンドルする2DデジタルJIS部品集の2製品。

JSA普及事業部次長の澤田位氏JSA普及事業部次長の澤田位氏

JSAは1998年に『お茶の子さいさいシリーズ』として2DのJIS規格準拠CADデータ集の提供を開始し、1999年に3Dデータ集、2000年に3D人体データを発表した。普及事業部次長の澤田位氏によると、JSAでは今後、ドキュメントだけでなく規格情報そのものも電子化されたデータが主流になると予測しており、JIS規格部品のデジタル化に取り組んできた。

しかし、これまでJSAが提供してきた製品のデータ形式は、STEP(Product data representation and exchange)やIGES(Initial Graphics Exchange Specification)などの中間フォーマットであり、実際に使用するためにはそれぞれのCADソフトで使用できるデータに変換しなければならなかった。そこで今回、『Pro/ENGINEER』や『DesignCAD Platinum』など、特定のCADソフト向けのデータを作成することにしたという。

『Pro/ENGINEER』向けの3次元デジタルJIS部品『PTCセレクション』は、JIS工業規格の中でナットやボルトなど、一般機械要素編約800種をデジタル化したもの。たとえば、ナットひとつにしてもさまざまなサイズのものがあり、膨大なデータ量になる恐れがあるが、同製品では複数のデータを用意するのではなく単一のデータの数値だけを変更するというパラメトリック的手法を用いることで、データ量を削減できたという。

『DesignCAD Platinum』にバンドルする2次元のJIS規格準拠CADデータ集も一般機械要素編をデジタル化したもの。データは省略などを行なわず、すべて実数値で作成し、ねじ込みの深さなども明記しているという。また、2次元の人体データも付属する。

『PTCセレクション』の提供は9月上旬に開始する予定で、価格は5万円。JSAでは約1000本の売り上げを見込んでいる。2次元デジタルJIS部品をバンドルする『DesignCAD Platinum』は、7月10日に発売予定。ただしこちらは500本の限定販売となる、

澤田氏は今後、今回のような特定のCADソフトウェアの向けの製品提供を拡大し、JSAのCADデータがデファクトスタンダードになるよう普及を図るとしている。

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