Athlonは平均価格下落、一方Intelからは来週にもTualatin登場か?! |
先週、上位モデルを中心に大幅な下落となったAthlonの価格。一気に2万5000円割れとなったAthlon-1.4GHzが今週どうなるかが注目されたところだが、蓋を開けてみればそれほど大きな値動きはなかった。ただし、先週の最安値に追従するショップが多く現れたことから全体的にはかなりの安値傾向。Athlon-1.4GHzの価格は今週どのショップでもおおむね2万4000円~2万5000円台に落ち着いている。
そんななか、FSB 200MHz版のAthlonが1週遅れで1000円~3000円程度、比較的大きく値を下げたのが目を引く。すでにゴールデンウィーク頃から売れ筋は完全にFSB 266MHz版に移行しており、各ショップで余剰在庫となっている感も否めないFSB 200MHz版Athlonだが、今後マザーボードといっしょに処分特価販売されるケースが出てくるかもしれない。
なお、品不足の指摘されていたAthlon MP-1.2GHzの流通量は今週になって急回復。決して潤沢ではないものの、今週登場した1GHzとあわせ、比較的手に入れやすくなっている。
FC-PGA2版PentiumIII |
Intel CPUでは、FC-PGA2パッケージを採用したPentiumIIIがリテールボックスでデビューした。しかしパッケージ形状が変更になった以外に目立った特徴がないため、価格への影響は特になく、全体的にも小幅な値動きに止まっている。むしろ注目は一部ショップが「来週火曜日にもの入荷する」としている“Tualatin”だ。これは0.13μmプロセスルールで製造された新型PentiumIII。バルク品かリテールボックス品か現段階では不明だが、1.13GHz版が512KBのL2キャッシュを搭載して登場すると噂されており、そのとおりであれば人気を集めそうだ。
【関連記事】