(株)コーエーは、2001年2月に発売された歴史SLG「信長の野望 嵐世記」に、新たなゲームモードやシナリオ、武将、歴史イベントなどを追加するアドオンソフト「同 パワーアップキット」を8月(予定)に発売する。
パワーアップキットで新たに追加されるシナリオのひとつ。日本人の誰もが知っている天下分け目の合戦にいざ出陣! 「関ヶ原前夜」。 |
パワーアップキットの主な内容は以下のとおり。
- 地方統一、諸勢力攻略、家宝獲得などの目的を達成するまでの期間を競う「ミッションチャレンジモード」の追加
- 人物登場やイベント発生の条件、セリフなどを変更できる「歴史イベントエディタ」の搭載
- 「シナリオ」「武将」「歴史イベント」「家宝」を追加
- 登場人物のパラメータや城、諸勢力、姫などのデータを変更できる各種「エディット機能」を搭載
- 守備側が援軍要請できる、武将の出身国で戦うと能力がアップするなど「合戦ルール」を変更
- 本体に付属していた「新武将作成エディタ」をバージョンアップ、名前や列伝の自動作成機能を搭載
- 天皇家に働きかけを行って政治的駆け引きを行う「朝廷コマンド」の追加、各種改良、ならびにCPU大名のアルゴリズムを強化した「超級モード」の搭載
中でも大きいのは、歴史イベントエディタの存在だ。過去のコーエー(光栄)製歴史SLGでもイベントを自らの手で作り出す、いわば歴史ifを楽しめるというのは今回が初の試みとなる。桶狭間の戦いで雨が降らなかったら、関ヶ原でもし小早川が寝返らなかったら、などなどプレイヤーの空想世界を実際にPC上に再現し、新たな歴史を確認できる夢のようなシステムだ。
追加シナリオには、1573年4月の「信玄死す」、1599年3月の「関ヶ原前夜」など5本を収録。シナリオに関わる新規追加武将は130人に上る。
新登場キャラの顔。左上から時計回りに、水戸光圀、前田慶次、天草四郎、板倉重宗、柳生利厳、蒲生郷舎。 |
動作環境は嵐世記に準じ、インストールに必要なHDD容量は約50MB。
価格は5800円(動作には嵐世記本体が必要)。本体とセットになった「信長の野望 嵐世記 with パワーアップキット」も同時発売で、こちらは1万3800円。
「甲斐の虎、倒れる」 このとき確かに歴史は動いた。新シナリオのひとつ「信玄死す」。 |
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