独SuSE Linuxは6月15日、Intel 32bitプロセッサ版『SuSE Linux 7.2』の販売を開始した。今回発売された製品は『SuSE Linux 7.2 Personal』と『SuSE Linux 7.2 Professional』、『SuSE Linux 7.2 Professional Upgrade』で、米国とヨーロッパを中心に販売される。現在のところ日本語版は発表されていない。
『SuSE Linux 7.2 Personal』の特徴は以下のとおり。
- カーネル2.4.4および2.2.19、glibc2.2.2採用。
- Apache 1.3.19、Samba 2.2 cliantを搭載
- デフォルトのデスクトップに『KDE 2.1.2』を採用。
- アンチエイリアスに対応したXFree86 4.0.3を採用。
- マウスクリックで『Personal Firewall』をインストール可能
- 『AMaViS(a mail virus scanner)』を搭載し、メールサーバのセキュリティを向上。
- ネットワーク認証プロトコル『Kerberos 5』に対応。
- 『SuSE YOU(YaST Online Update)』を使用し、バグフィックスやアップデートが容易に。
『SuSE Linux 7.2 Professional』では上記に加えて、Samba 2.2のサーバやサーバ関連ツール、開発ツール、クラスタリングのサポートが追加される。
3製品のパッケージおよび価格は以下のとおり。
パッケージ名 | パッケージ内容 | 価格 |
---|---|---|
『SuSE Linux 7.2 Personal』 | CD-ROM3枚、マニュアル3冊、60日間の電話、FAX、e-mailによるサポート | 45.49ユーロ |
『SuSE Linux 7.2 Professional』 | CD-ROM7枚、DVD-ROM1枚、マニュアル5冊、90日間の電話、FAX、e-mailによるサポート | 65.95ユーロ |
『SuSE Linux 7.2 Professional Upgrade』 | CD-ROM7枚、DVD-ROM1枚、マニュアル3冊、60日間の電話、FAX、e-mailによるサポート | 40.39ユーロ |
なお、6月20日には同製品のIA-64対応版が販売される。パッケージはCD-ROM6枚で価格は245ユーロ。