米マイクロソフト社は現地時間の18日、カリフォルニア州サンフランシスコ市近郊において、プレス向けセミナー“Windows XP Reviewers Conference”を開催した。
“Windows XP Reviewers Conference” |
今回のセミナーでは、関係者の間で噂されていた『Windows XP RC1(Release Candidate 1)』などの配布はなく、基本的にはすでに発表した技術などのデモが行なわれる模様だ。
米マイクロソフトゼネラルマネージャーMark Croft氏 |
冒頭、米マイクロソフトのゼネラルマネージャーMark Croft(マーク・クロフト)氏は、Windows XP RC1を7月4日までに配布すると発表した。また、Windows Messengerのデモも行なわれ、会場とは別の場所にいるリードプロダクトマネージャーのMark Lee(マーク・リー)氏と文字や音声での会話のあと、Messengerソフトの右上にそのLee氏からの映像が表示された。
Windows Messenger |
しばらくすると、ゆれる映像が会場の外を映し出し、Croft氏が「どこにいるのか」と尋ねると、そのLee氏が頭にカメラを着け、ノートパソコンを持って会場に入って来た。遠隔地からの通話に見えたが、実はすぐそこにいました、という趣向だ。
カメラを頭に着けたリードプロダクトマネージャーのMark Lee氏が登場 |
なお、会場でデモに使用されていたWindows XPのビルドナンバーは2486。セッションで使用しているWindows XPの中には、一部2490のビルドナンバーのものがあったが、2486のものと比べて、バグフィックスのみで機能の追加などは行なわれていないという。
このあとセミナーは、ユーザーインターフェースなどについての“Design and Supportability”、アップグレードの方法などの“Getting to XP”、映像・音楽などについての機能を紹介する“Digital Creativty and Entertainment”、ネットワーク環境や“リモートデスクトップ”についての“Communications and Mobiliy”の、4つのセッションを行なう予定。
それらの内容については、別記事で紹介する。