コマンドを使うために、まずはシェルのbashを使いこなせるようになろうではないか。
覚えておきたい必須コマンド30―その5・シェルを使おう
2001年06月27日 06時54分更新
読者の中には、今までWindowsやMacintoshしか使ったことがなく、Linuxを使い始めたばかりの方、LinuxもXからログインし、すべてをX上のGUIで行っている方もいるかもしれない。このような、GUIベースの操作ができるようになったことが、Linuxが普及した理由のひとつであることは間違いない。もちろん筆者もGUIの便利さを否定する気はないし、これからもGUIはどんどん使いやすくなっていくだろう。しかし、Linuxの本来の力を引き出すには、シェルの活用は欠かせないものなのだ。
では、シェルとはなんだろうか。簡単にいえば、シェルはプログラムの実行のためのインターフェイス、そして簡単なプログラミング言語というのがその答だ。ユーザーによるコマンドラインからの入力は、まずシェルが受取り、それを解釈して、コマンドを実行する。
UNIXのシェルといえば、昔はshかcshだったが、今はそれらのシェルを元にしたbash、tcsh、zshといった高機能なシェルが開発されている。ここでは、Linux標準のbashを例にとって解説する。