Athlonの値下がりが相変わらず続いている。
最も価格が下がったのは最上位モデルであるFSB 266MHz版Athlon-1.4GHzのバルクで、15日現在の最安値が2万4800円。先週と比べて約3000円の値下がりとなり、はじめて2万5000円を割った。平均価格も2万6000円前後となっている。ちなみに、この販売価格でも「まだ利益は比較的多く取れている」(複数ショップ)とのこと。来週、値下がりはさらに加速するかもしれない。
そのほかのモデルも、FSB 266MHz版を中心に価格が変動中。この1週間で全体的に1000~2000円程度の値下がりとなり、特に1.33GHzが2万円を大きく割り込んだのは大きなトピックと言える。一方で1GHz以下のAthlonは品薄傾向にあり、今後の入荷予定は未定とするショップが少なくない。AMDが1GHz以上の製品を主力に持ってきているのはほぼ間違いなさそうだ。
品薄といえば、先週登場のAthlon MPは今週も欠品状態。今週入荷分も少量のため、入荷してもあっという間に完売となっている。来週末にも入荷する予定があるようだが、あまり数は期待できないだろう。
Intel CPUでは、Pentium 4が突然値下がり始めた。Athlonの値下がりとの関係は不明だが、最上位モデルの1.7GHz(RDRAM 128MB×2同梱版)が15日現在で最安値6万1800円。Athlon-1.4GHzに負けず、こちらも先週から約3000円の値下がりとなっている。
PentiumIIIやCeleronは小幅な値動き。ただし、全体的に見ると値下がり傾向にある。