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NTT、室温で単一波長の連続発振が可能な面発光レーザーを開発

2001年06月15日 19時34分更新

文● 編集部

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日本電信電話(株)は14日、低電流で室温でも1.55μm帯の単一の波長を連続発振する面発光レーザー(VCSEL)を開発したと発表した。

少ない電流で発振する面発光レーザー
少ない電流で発振する面発光レーザー

今回開発した面発光レーザーは、室温において0.38mAの電流で、単一波長の連続発振が可能というもの。発振されるレーザーは、波長が単一であり、ビーム形状も単一スポット(光の進行方向に垂直に強度分布を持つもの)であるので、中長距離の光ファイバー通信で使われる単一モードファイバーに適しているという。また、従来の技術では、1.55μm帯の面発光の発振では、動作電流が1mA以上で、単一スポットの発振が得られなかったとしている。

面発光レーザーの断面と電子顕微鏡写真
面発光レーザーの断面と電子顕微鏡写真

開発のポイントとして、素子の光反射層と発光層を半導体プロセス技術“薄膜化ウエハフュージョン”で結合したことを挙げている。同社では、光通信用の低コスト光源のほか、並列コンピューター用の光接続技術や、波長分割多重(WDM)ネットワーク用の光源への適用を考えているという。なお、面発光レーザーは、半導体ウェハー表面に垂直方向に発光するもの。現在の光通信では、ウェハー表面と平行に発光する端面発光が主流になっている。

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