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「ファイナルファンタジーX」公式バーチャルサラウンドスピーカが発売

2001年06月15日 19時53分更新

文● 小磯

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beat shock

 7月19日に発売予定のプレイステーション2用RPG「ファイナルファンタジーX」(以下FFX)。すでにテレビCMが始まるなど話題となりつつあるFFXだが、そんなFFXに最適化されたというダイマジック/ビートディメンジョン製のバーチャルサラウンドスピーカユニット「beat shock」の販売が明日、アキバでスタートする。



ポスター
すでにbeat shockのポスターを貼りだしているショップもある。パーツショップにFFXがあるのはちょっと違和感があるかも

 beat shockは「プレイステーション2でFFXをプレイする際に最適なサウンド環境を得られるよう、スクウェアの協力を得て製作した」(ダイマジック)という、スクウェア認定の“FFX公式”スピーカユニット。すでにコンビニではFFXにあわせた白い本体カラー/パッケージを採用し、FFXのサウンドについての情報を記した小冊子「FFX SOUND BOOK」を同梱した限定版「beat shock FFX Limited Edition」の予約がスタートしている(発売はソフトと同じ7月19日)。そして、明日発売となるのはこの一般売りバージョンだ。本体カラーに白ではなくシャンパンゴールドを採用し、パッケージや同梱品を一般向けに変更した点以外、スペックは限定版とまったく同じものだという。



背面
入出力が1つずつしかない、すっきりとした背面

 そのスペックだが、200(W)×149(D)×113(H)mmという小型のキャビネットに、バーチャルドルビーデジタル5.1ch信号の処理が可能な自社開発DSP“DVX”(DiMAGIC Virtualizer X)とパワーアンプを内蔵する。出力には、2つのスピーカにより仮想サラウンド音場を作り出す技術“Stereo Dipole”を採用。beat shock本体がサポートする仮想チャンネル数は最大5であるため、低音を出力させたい場合は7月下旬発売予定のサブウーファ「beat force」、もしくは他社製のサブウーファを接続する必要がある(出力端子はミニプラグ)。入力端子は光デジタルのみというあたりが、FFX(=プレイステーション2)用スピーカユニットらしい。なお、サンプリングレートは32/44.1/48kHzに対応。アンプ出力は7W+7Wとなっている。



同梱品
同梱の光ケーブルとACアダプタ

 とにかく小さく、かつ機能が詰まった印象を受けるスピーカユニットだ。14インチ程度の小型テレビをサラウンド対応にしたい人や、光出力可能なサウンドカードを持っていて、場所を取らないサラウンドスピーカが欲しい人なら見逃せない製品といえるだろう。奇抜すぎない、無難なデザインであるため、このほかにも用途はありそうだ。
 15日の段階で販売開始を明言しているコムサテライト3号店、ならびにZOA 秋葉原本店ではともにこの週末、beat shockのデモを行う予定があるとのことなので、興味がある人は実際に聴いてみるといい。価格は両店ともに1万6800円。明日販売を開始する他店もほぼ同様の販売価格になると思われる。



デモ
16日、コムサテライト3号店では5インチベイ用モニタを使い、“超小型サラウンドシアター”としてデモを行っていた
【取材協力】

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