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熱伝導方式にひと工夫?メーカー不詳の謎クーラーが登場

2001年06月14日 19時44分更新

文● 小板

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外観

 一風変わったCPUクーラーがアキバのショップに並んでいる。 形状は立方体に近く、真横に取り付けられたファンの装着面とその反対側以外は、すべてアルミで覆われている。
 特徴的なのは外見ばかりではない。中心部には銅製と思われる太い円柱がたっており、薄いフィンが30枚近く等間隔に並んでいる。円柱はクーラー上下に突き抜けており、底面ではCPUコアに接触するようになっているようだ。おそらく、コアの熱を太い銅製の円柱で上部に伝え、それをフィンで拡散するのが狙いだろう。



30枚近い薄い銅板がフィンのかわりだ
裏面
クーラーの中心には銅製の円柱が突き抜けている

 この形状に近い製品としてはクーラーマスターのCPUクーラー「GALILEO」だろう。ヒートパイプをうたっているところが決定的に違うが、外見といい、フィンに並びといいい、似たところがある。



クーラーは側面に装着され、横から風を吹き付けるタイプ

 今回の製品は、一部のショップではTyan推奨あるいは公認、AMD-760MP搭載のDualマザー「Thunder K7」用などとして売っているところもあるようだが、本当のところどうなのかは不明だ。CPUメーカーではなくマザーボードメーカーが、単体販売のクーラーを推奨することに意味があるかどうか疑問でもある(外国でTyanのマザーとセット販売されただけという情報もある)。現在のところメーカー名も製品名もわからず、同梱品はグリスだけとなっている。価格は高速電脳とコムサテライト3号店で4380円、CUSTOMで4980円となっている。

【取材協力】

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