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Let's note A2(CF-A2R4H2)

Let's note A2(CF-A2R4H2)

2001年06月14日 12時13分更新

文● 内田

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Let's note A2(CF-A2R4H2)

松下電器産業

オープンプライス

車の塗装のような光沢を持つ濃紺色ボディのB5サイズノート「Let's note A1」シリーズから約1年、トラックパッド搭載のLet's noteが久々に登場した。「Let's note A2(CF-A2R4H2)」は、前モデルで提案した「ワイヤレスでインターネットに接続する」というコンセプトを前進させ、モバイル性能にさらに磨きをかけた製品となっている。

1年ぶりのトラックパッド搭載B5ノート
フットワークはシリーズ中最も軽やか

 「モバイル性能の重視」をテーマに、この夏で登場5周年を迎えたLet's noteシリーズ。A5サイズのミニノートからA4薄型ノートまで、さまざまな製品をリリースしてきたが、中でも特によく知られているのは現在のノートPC市場ではすっかり少数派になってしまったポインティングデバイス、トラックボールを今なお搭載する歴代のB5サブノートシリーズだろう。
 そんなB5サイズLet's noteシリーズの中で、数少ないトラックパッド採用シリーズが、'99年秋~2000年春にかけてリリースされた「Let's note A1(CF-A1)」シリーズだ。このシリーズは、今の無線LANブームに先駆けて、当時まだ珍しかった「ワイヤレスモデム」を標準搭載することで家庭内でのワイヤレスインターネット接続を実現。さらに、車の塗装に似たクリアメタルコートの光沢のある濃紺色ボディが印象的な製品だった。

 A型番のLet's noteは2000年の春モデルを最後にラインナップからしばらく姿を消していたが、この2001年5月、約1年ぶりとなる後継機種が発表された。6月28日に店頭出荷される新モデル「Let's note A2(CF-A2R4H2)」は、A1の売りのひとつだったワイヤレスインターネット接続を一歩前進させ、従来のLet's noteシリーズが掲げる「モバイル性能の重視」を強力に推し進めた製品だ。

 Let's note A2は、CPUにはインテルが5月に発表したモバイル向けの「超低電圧版Mobile PentiumIII-600MHz」を採用。現在のLet's noteシリーズには、同じB5サイズでトラックボールを搭載する「CF-B5」シリーズがあるが、こちらでは本体底面にバッテリが接続されているのに対し、本機では本体奥側に搭載する形となっている。バッテリ容量はCF-B5シリーズの10.8V/3000mAhよりも大型の11.1V/4000mAhで、超低電圧版Mobile PentiumIII採用が採用されたこともあり、カタログ表記によるとバッテリ駆動時間はLet's note B5の最新モデル「CF-B5FR」(Mobile PentiumIII-700MHz搭載)の2倍にあたる6時間となっている。このほか、HDDは20GB、メモリは64MB、液晶はCF-B5FR(10.4インチ)よりひと回り大きい11.3インチ(1024×768ドット表示)、などを搭載する。Let's note B5シリーズと同じく、CD-ROMドライブは内蔵せず、外付けFDD(USB接続)が付属する。

本体左側面奥側にあるH”INモジュール。Pメール着信通知と電波状況モニタ、H”INモジュールの電源スイッチが設けられている。
 前モデルにあたるA1シリーズでは、ワイヤレスモデム(通信速度は最大56kbps)を搭載することでインターネット接続のワイヤレス化を実現したが、本機ではDDIポケットの「H”IN」を搭載することにより64kbpsでのデータ通信(インターネット接続)が利用できる。前モデルでは、モジュラケーブルで電話回線に接続されたホームターミナルユニットを中心とするワイヤレスだったため使用環境が限定されていたが、H”INならばDDIポケットのサポートエリア内のどこででもインターネットに接続でき、行動範囲ははるかに広い。インターネット接続のほか、DDIポケットのショートメールサービス「Pメール」のクライアントもプリインストールされており、Windows上でPメールの送受信が可能で、Pメールが着信すると本体のH”INモジュールのメール欄が光り、着信を通知してくれる(Windowsのタスクトレイに常駐し着信通知を表示するユーティリティも付属)。なお、音声通話や格安料金プラン「Two LINK DATA」(接続先は3カ所限定、月額基本料980円)には対応していない。

 本機のH”IN以外の通信機能としては、56kbpsモデム、10BASE-T/100BASE-TX対応のLAN、専用ケーブル1本で携帯電話やPHSと接続できる「ワイヤレスコムポート」が搭載されている(接続ケーブルはオプション、携帯電話用/cdmaOne用/PHS用各4500円)。使用する場所や接続時間の長さに応じて多彩な接続形態がチョイスできるというLet's noteシリーズの特徴は相変わらずだ。

 「モバイル性能の高さ」を支えるもうひとつの柱に、堅牢性の高さがある。市販のノートPCにはない、圧倒的な頑丈さを持った堅牢ノート「PRONOTE FG」を企業向けモデルとしてラインナップしている同社だが、これらで培った技術は、本機にも活用されている。筐体の素材には天面および底面にマグネシウム合金を採用し、ノートPC内のパーツで特に衝撃に弱く故障の多いHDDは、衝撃を吸収する特殊ジェルで保護されている。松下が独自に実施した落下試験(本体非動作)では、高さ30cmから落下させた後でも問題なく動作したとのことだ。ノートPCを頻繁に持ち歩く場合、落としたりぶつけたりという思いがけない「事故」に出くわす機会はどうしても多くなってしまうので、これらの頑丈設計は本機を使う上での「安心感」が高まるポイントだ。



本体前面にはメールとインターネットブラウザのワンタッチ起動キーが設けられている。これらのキーのロックスイッチもあり、移動中に誤ってこれらのキーを押してしまうのを防げる。また、キーロック中にメールボタンを押すと、隣のLEDの点灯数によりバッテリ残量が確認できる。
本体左側面にはオーディオ端子とPCカードスロット、外部拡張コネクタ(現時点ではここに接続するオプションは特に発表されていない)、そしてH”INのモジュールが、右側面にはUSB×2、携帯電話やPHSをケーブル1本で接続できる「ワイヤレスコムポート」、LAN、外部ディスプレイ出力、モジュラコネクタがそれぞれ設置されている。シリアル、パラレル、PS/2は装備されていない。

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