予約録画で夜も安心
“TV Recording Manager”
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| スケジュールの入力／管理に対応する「TV Recording Manager」。目印はタスクトレイの「TV」アイコン。 |
TV Recording Managerは簡単なTV視聴機能も備えたTV番組スケジューラ。あらかじめユーザーが指定したタイミングで、録画などのアクションを実行する。
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| TV Recording Managerの予約一覧ウィンドウ。スケジュールの追加は画面左下の「追加」ボタンより行う。 |
ちなみに、設定したスケジュールはOS上でスタンバイを指定し、待機状態にしておいても有効だ(ただし、PCが正しくスタンバイ状態から復帰できることが前提)。PC本体はことのほか大きな騒音(ファンの風切り音やHDDのシーク音)を撒き散らす上、消費電力もバカにならないだけにこの対応は嬉しい。特に深夜や外出時にも録画したい番組があるときに重宝するだろう。
ただ、最近増えているインターネット経由で配信されるTV番組情報「iEPG」を利用した予約には、対応していない。カノープスでは「ソフトウェアのバージョンアップによりiEPGとiモードからの録画予約に対応予定」とコメントしているが、今のところリリース時期や有償か無償かについては未定だという。iEPGであれば、面倒なダイアログボックス上で日時を入力せずとも、番組一覧表からマウスのクリックひとつで予約ができるだけに、ぜひとも早急な対応を望みたい。
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| DV CODECのAVIファイルをMPEGフォーマットのデータに変換できる「DV－MPEG File Converter」。 |
「Microsoft Type1 DV」「Microsoft Type2 DV」「Canopus DV」に、カノープスのモーションJPEG CODEC「Canopus Motion-JPEG」(フレームサイズが740×480ドットで、フレームレートが29.97fpsのみ対応、要Motion-JPEG CODEC)という、4種類のCODECに対応するMPEGエンコーダで、データのコンバートにMTV1000のハードウェアエンコーダを活用するため(ソフトウェアベースの一般的なコンバータと比較して)圧倒的な処理速度を実現している。
実際に、DVキャプチャ＆編集システム「DVRaptor」で作成したAVIファイル(Canopus DV、時間にして10分／ファイルサイズは2.1GB)を、CPUにPentiumIII-1GHz、メモリ128MBを搭載したPCでMPEG2ファイルに変換してみた。まず、DV-MPEG File Converterの設定をMPEG2の高画質と同じ設定にしたところ、実再生時間とほぼ同じ10分10秒で処理できた。一方、DVRaptorIIに付属するソフトウェアエンコーダで同じ処理を行うと、動きの検出を厳密に行う「画質最優先モード」でおよそ41分、処理速度を優先させる「速度優先モード」でも約17分かかった。MPEGエンコードは時間がかかるだけに、このユーティリティの付属は大きな魅力だ。
価格は4万9800円。TVチューナカードとしてはやや高価で、タイムシフトコントロールのトリックプレイやiEPGへの未対応などソフトウェア面で若干の不満は残るものの、映像品質の高さと付加価値(DV→MPEGコンバート)には多くの人が十分に納得できるレベルにある。
テレビの視聴を行うTVチューナデバイスとしてはもちろん、ビデオキャプチャデバイスの購入に「画質」を重視するのであれば、MTV1000はまず間違いなくその最有力候補となるだろう。
