開発者に日本の鉄道マニア有り?
渋さが光る有数の路線収録にマニアも(古川会長も)納得
収録されている路線は、特徴および走行する車両のスペックが記載されている。小田急線はこの7000形のほかに通勤用の2000形も収録されている。 |
アメリカからはアムトラックのビジネス路線である「ワシントンDC-フィラデルフィア間」、BNSF(Burlington Northern Santa Fe)の雄大なロッキー山脈を駆け抜ける貨物路線から「ホワイトフィッシュ-シェルビー間」の2路線。大編成の貨物列車を豪快(?)に運転できる。
ヨーロッパを代表する、歴史ある豪華客車「オリエント急行」を牽引する蒸気機関車の運転席。これもフライングスコッツマン同様前がまったく見えない。 |
日本の路線は、まず小田急電鉄および箱根登山鉄道の「新宿-箱根湯本間」が用意されている。小田急といえばロマンスカー。もちろん車両は運転席が2階にあり1階部分がすべてパノラマ展望席になっている7000形(LSE車)だ。ビルが立ち並ぶ新都心から温泉行楽地の箱根へという、ほかの路線ではそうそう味わえない変化に富んだ車窓を楽しめること間違いなしだ。そしてもうひとつ、JR九州の「八代-人吉-吉松-隼人」を結ぶ単線非電化のローカル線“肥薩線”が用意されている(本作では「八代-吉松間」を収録)。「そんな路線聞いたことないぞ!」という方も多いだろう。たしかにJR九州のローカル線なら、リゾート特急“ゆふいんの森”を擁する久大本線(「久留米-日田-大分」)や、蒸気機関車“SLあそBOY”が走る豊肥本線(「熊本-豊後竹田-大分」)のほうが観光客への知名度は数段高い。
肥薩線の路線図。人吉-大畑にループがあるように見えるがそれは間違い。実は大畑をスイッチバックで発車してループしたのちに矢岳へと向かっている。それにしても恐ろしい急勾配だ。 |
こちらは肥薩線のキハ31の運転席。前方に広がるのんびりした山岳風景と古めいたアナログ計器は日本独特の味をちょっと感じさせる。 |
グラフィックはすべて3D表示(Direct3D対応ビデオカードが必須)で、視点の移動はもちろん自由自在。運転席は当然として、外部、真上、客室などに切り替え可能で、さらにマウスでグリグリと視点を調整することもできる。ただし、路線によってはのん気に外を眺めていると、スピードオーバーなどですぐに危険状態に陥るところも多いので注意が必要である。