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リテールパッケージ版登場とともにAthlon上位モデルが値下がり

2001年06月09日 17時27分更新

文● HINOMOTO(G&D MATRIX)

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価格表

 Athlonの最上位モデルとなるFSB 266MHz版と200MHz版Athlon-1.4GHzのリテールボックスが8日に発売となった。価格は3万円~3万2000円程度で、これは先週登場したバルクの“初値”よりも安価で登場したことになる。この影響でFSB 266MHz版Athlon-1.4GHzのバルク版の価格は大きく下がっており、今週月曜日(4日)の段階で平均3万3000円程度だった価格は8日現在最安値が2万8000円割れ。わずか4日間で5000円も値下がった計算だ。また、Athlon-1.4GHzの値下がりに伴って上位モデルの販売価格が全体的に下落している。1.4GHzと1GHzでは、パフォーマンスで勝るFSB 266MHz版の方がFSB 200MHz版より安価になるという価格の逆転現象が発生している。Duronが最高950MHzとなり、1GHzが見えてきたことで、いよいよFSB 200MHz版のAthlonは市場から姿を消すのかもしれない。
 なお、そのDuron-950MHzにもリテールボックスが登場。ただしこちらは、販売開始後も価格に目立った影響は出ていない。



幻の?Athlon MP

 注目の新製品としてはAthlon MPも7日から販売が始まっているが、現在流通しているのは並行輸入品で流通量も少ない。Athlon MPに対応したマザーボードが現在Tyanの「Thunder K7」しかなく、しかも専用電源が必要とあってショップも発注をある程度控えているため、必然的に手に入りにくい状態となっている。状況の改善にはしばらく時間がかかりそうだ。

 一方Pentium 4はというと、流通量はまったく問題ないようだが、売れ行きの方に価格改定直後の勢いはない。今週からPC800 RDRAM 128MBを2枚同梱したPentium 4-1.4GHzのリテールボックスが登場しているが、これもカンフル剤になるとは思えず、6月末とも7月末とも噂される次回価格改定まで市場に目立った動きはなさそうだ。

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