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SmartVision Pro 2 for USB/SmartVision Pro 2 EX

SmartVision Pro 2 for USB/SmartVision Pro 2 EX

2001年06月08日 13時42分更新

文● 岡本

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 日本電気(株)(NEC)は、MPEG2形式でのTV録画/再生に対応したUSBキャプチャユニット「SmartVision Pro 2 for USB」、および内蔵用PCIカード「SmartVision Pro 2 EX」を、それぞれ6月末と6月中旬より発売する。

 両製品はともに、従来のSmartVision Proシリーズからハードウェア上の大きな変更点はなく、ソフトウェアのバージョンアップが中心となっている。

USB版の「SmartVision Pro 2 for USB」。こちらは、このボックスにMPEG2エンコーダチップを内蔵しており、TV番組をMPEG2形式に変換してそのデータをUSBで転送する。一方の「SmartVision Pro 2 EX」は、ソフトウェアを用いたエンコードをPC上で行う。ともに国内のステレオ放送に対応。
 今回追加された機能としては、TV番組のシーンの変わり目を自動検出して、インデックス化してくれる「シーンインデックス」、巨大な録画ファイルをCD-Rメディアへの記録に適したサイズに分割して出力する「エクスポート」などがある。また、従来のSmartVision Proシリーズでは、TVを閲覧するためにはタイムシフト再生も常にオンにしなけらばならず、若干の遅延とマシンパワーの消費があったが、今回からはオフの状態でTV表示が可能になったほか、録画予約の設定方法としてテレビ朝日系列の地上波放送とともに配信されている「ADAMS-EPG」に加え、このADAMS-EPGのデータをインターネットを経由して配信する「ADAMS-EPG+」という7月から始まる新サービスにも対応する予定だ。なお、このサービスに対応したソフトウェアはADAMS-EPG+の配信開始と同時期に配布予定である
 さらにUSB版の新機能では、MPEG1形式での保存機能、録画品質の変更機能、タイムシフト再生中に時間を戻した時点から録画を開始できる「タイムシフト録画機能」などが追加された。



セットモデルのほか、別売りキットでも提供されるリモコン。受光部のインターフェイスはUSBだ。

 対応OSは、USB版がWindows 98/Me/2000 Professional、PCI版がWindows 98 SE/Me/2000 Professional。USB版にはSmartVisionの各機能を操作できるリモコンが付属したパッケージも用意されるほか、従来のSmartVision Pro for USB/SmartVision Proのユーザー向けに、Pro 2と機能を同等にするアップグレードキット、およびリモコンキット(PCI版でも利用可能)がWeb直販を中心に用意される(店頭での発注も可能)。

 価格はすべてオープンプライス。実売価格はSmartVision Pro 2 for USBが3万円前後、同リモコンセットが3万3000円前後、SmartVision Pro 2 EXが1万8000円前後、アップグレードキット、リモコンキットが各4000円前後と予想される。

 なお、SmartVision Pro 2 for USBについては、本日レビュー記事を掲載しているので、こちらも参照していただきたい。

【お詫び】
当初掲載されていた本記事では、「Web上の電子番組表を用いたiEPGにも対応した」とありましたが、上記に掲載した「ADAMS-EPG+」への対応が正しい内容となります。


日本電気(株)
問い合わせ先 NECパソコンインフォメーションセンター 0120-950001



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