東京電力(株)と東京通信ネットワーク(株)は5日、東京電力グループが保有する光ファイバー網を活用した100Mbpsのファイバー・トゥ・ザ・ホーム(FTTH)の実用化に向け7月から大田区で実験サービスを実施すると発表した。
今回の実験サービスは、大田区の約300世帯のモニターを対象にし、7月から12月までの5ヵ月間実施する。東京電力グループの保有する光ファイバー網とコンテンツ配信ノウハウを用いて、サービスの利用状況などのデータ収集を行なうとともに、ブロードバンドコンテンツをユーザー宅へ届けるまでのシステムや仕組みを検証するという。また、今回は吉本興業(株)および、関係会社の(株)ファンダンゴのバックアップで、バラエティーや音楽、映画などのエンターテイメント系のコンテンツを提供し、ユーザーにブロードバンドの楽しさを体感してもらうという。そのほか、東京急行電鉄(株)からの渋谷のリアルタイム情報をはじめ、首都高速道路の用賀インター付近のライブ映像など、地域密着型の情報も提供していくという。モニターはチラシなどを通じて、大田区(田園調布と東雪谷地区)の約300世帯を公募する。また、実験サービス中は通話料は無料で、パソコンは無償貸与するという。
