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ベリマトリックス、コンテンツマネジメントサービスを開始

2001年06月07日 17時39分更新

文● 編集部

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ベリマトリックス・ジャパン(株)は5日、音楽やデジタル出版物、ソフトウェア、ゲームなどのデジタルコンテンツに関する海賊行為に対処するコンテンツマネジメントサービスを開始すると発表した。

同サービスは、海賊版の発見や違法利用者の特定、自動警告の発信、裁判に必要な法的根拠の収集などのソリューションを提供することによって、顧客のデジタルコンテンツを守るというもの。同社では、各顧客のデジタルコンテンツの違法コピーに関する調査を行ない、デジタルコンテンツの資産性を守るために必要なセキュリティーシステムを構築していく。従来のように、コンテンツそのものを暗号化し、コピーが一切できないといった著作権管理システムとは異なり、デジタルコンテンツ利用者に制限を加えないため、今までの利用環境を変えることなくコンテンツを楽しむことができるとしている。

同社では、公開鍵(PKI)を用いた“電子すかし証明書(PKI/Watermarking)”を利用し、電子証明書に原盤レベルの著作隣接権所有者、ダウンロードサイト、エンドユーザーが特定のコンテンツに付帯する電子伝票に対し、それぞれ電子署名を行なう。これにより合法的に流通経路の内容を証明することができ、裁判に必要な法的根拠を収集できるという。

また、24時間稼働するインターネット監視システム“ALAM サーバー”によって、顧客のデジタルコンテンツの動向に関する情報を提供していく。なお、同社は(株)シンコー・ミュージックに対し、同社グループで制作する音楽原盤に固有の電子証明書をリンクし、違法なコピーが流通された場合にその違法利用者を発見するサービスを6月中に開始するという。

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