【COMPUTEX TAIPEI 2001レポート】(その2)各社からTualatin対応マザー続々！Gigabyteは青いソケットを採用

COMPUTEX TAIPEI 2001では、IntelのTualatin(コードネーム)に対応したマザーボードを各社が展示している。Tualatinは0.13μmプロセスで製造されるCPUで、Socket370とピン互換があるがヒートスプレッダが搭載されていると言われる。対応チップセットとしてはIntelの815 B-Stepのほかに、先日発表となったVIAのApollo Pro133T、Apollo Pro266T、ProSavage PL133T、Acer Laboratories(ALi)のALADDiN-PRO 5Tなどが挙げられる。これらのチップセットでは、Tualatin用にシステムバスの電気信号AGTLをサポートしている。

GigabyteはTualatin対応のマザーのソケットをUniversal Socketとしながら着色することで、Blue Thunderと独自の愛称をつけアピール。

会場で展示されている製品には、Tualatinの“T”の文字を製品名に採用しているものが多く、見分けがつきやすい。例えば、MSIの「Pro266T Mater-R」、ASUSTeKの「TUSL2」、EPoXの「EP-3PTA」といった具合だ。また、GigabyteではTualatin対応のマザーにはブルーのソケットを搭載。これを“Blue Thunder Universal Socket”と呼び、ポップでもたてている。同社によると、「Gigabyteのカラーをソケットに採用してアピールした」としている。

	EPoXのブースでは815EP(B-step)を搭載した「EP-3PTA」「EP-3ETM」「EP-3PTM」などを観ることができた

	iwillのBD133μは815EP(B-step)搭載。

Gigabyteの「GA-6VTX」はNorthBridgeにVIAのVT82C694Tを搭載。ソケットはブルー。

同じくDualTualatinマザー「GA-6VTXD」

	Gigabyteで実施されていたtualatinマザーのデモ

インテルのブースで話を聞いたところでは、「現在のcDOステップのPentiumIIIは1.1GHzで最後となる。それ以降は、Tualatinになる」と話しており、これが本当ならば比較的速い次期に0.13μmのTualatinが市場に登場するかもしれない。

残念ながらTualatinそのものは確認できなかったが、実際にGigabyteのブースではTualatinを搭載した「GA-60XET」を動作させていた(GA-60XTは815EP B-stepを搭載したマザー)。

なお、日本市場に上記マザーが登場するときには、型番が変更になっている場合もあるので注意したい。