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タイトラスト、あらゆる機器をネットワークに接続するソフト『UNISTRRA』を発表

2001年06月06日 01時15分更新

文● 編集部 中西祥智

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タイトラストシステムズ(株)は5日、工作機械や車両など、非IT機器をネットワークに接続するソフトウェア『UNISTRRA(ユニストラ)』を発表した。

『UNISTRRA』パケットモニタリング画面
『UNISTRRA』パケットモニタリング画面

タイトラストシステムズは昨年11月に、CAD/CAMソフトベンダーの(株)エフサービスなどが中心となって設立したソフトウェアベンダー。今回の『UNISTRRA』が初めての製品となる。

代表取締役社長の上野進氏ら、役員の多くはサン・マイクロシステムズ(株)出身で、サンのネットワーク・コンピューティングの思想を受け継いでいる。そして“すべてのコンピューター、デバイスがネットワークにつながる”時代が来るとし、コンピューターや人間以外の機器をネットワークに接続するために『UNISTRRA』を開発した。

同社では『UNISTRRA』を説明するために“D2B(Device to Business)”という言葉を造った。これまでのそのD2B、特にIT関連ではない機器をネットワークに接続するには、業界標準的なものが存在せずそれぞれがフルオーダーメイドになり、互換性がなかった。そこで、『UNISTRRA』はXMLをベースとし、100%Javaで記述して、汎用的な製品とした。

このような形で、警告が表示される
このような形で、警告が表示される

『UNISTRRA』は汎用的な監視アプリケーションで、特定のセンサーなどが指定した範囲の値を越えると、管理者にメールなどで通知する。機能ごとにコンポーネント化されており、それらを複数のサーバーに分散してインストールすることも可能。またAPIを公開しており、それに合わせたプラグインを作って、それぞれのユーザー独自のカスタマイズが行なえる。XMLベースであるため、SCMやCRMなど他のアプリケーションとの連携も図れる。

工作機器メーカーへの導入例
工作機器メーカーへの導入例

具体的な導入例としては、たとえば工作機器メーカーが導入した場合、『UNISTRRA』はユーザーの工作機器のモーター回転数や油温などを監視する。そして、それが一定の値をオーバーした場合、管理者や保守担当者に警告を発し、CRMなどに障害状況などを伝える。

『UNISTRRA』の内部は、それぞれのオブジェクトが階層構造になっている。同社では、それによって直感的な操作ができるとしている。監視ルールとして設定可能な関数や論理式は、標準で用意するもののほかに、プラグインとしてユーザーの設定した関数が使用できる。

動作環境は、同社で動作確認をしているOSはWindows 2000とSolaris7/8、JDK 1.3以上のJava VMを搭載している必要があリ、Oracle8やMicrosoft SQL Serverなどのデータベースが必要。接続できる機器は、USBやEathernet対応などでもよいが、基本的にはRS-232Cで接続可能な機器。

価格は最小構成で、1CPUにつき210万円、監視するノードが10ノードにつき10万円の、計220万円。加えて、販売価格の約13%の年間保守料が必要。提供開始は9月1日となっている。

代表取締役社長 上野進氏代表取締役社長 上野進氏

上野社長は、将来的には監視対象についての警告を発するだけでなく、ある条件になればこういう命令を送る、といった全自動での制御も行なえるようにしたいとしている。

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