日本電気(株)は、ADSL/CATVなどによるインターネットアクセスとISDN/アナログ回線でのダイヤルアップ接続を使い分けられる「マルチライン機能」を搭載したブロードバンドルータ「WARPSTARΣ」シリーズを発表、6月下旬より販売を開始する。
これまでのWARPSTARシリーズと異なり、白い筐体を採用するWARPSTARΣシリーズ。後列左からAtermWB45RL、ホワイトバージョンのAtermWL11U(W)、AtermWB55TL、手前がAtermWL11C。 |
両機種とも本体に10BASE-T/100BASE-TX対応の4ポートスイッチングハブ機能を内蔵し有線LANに対応するほか、PCカードスロット(TypeII)を装備し、オプションのワイヤレスLANカード「AtermWL11C」(オープンプライス)を追加することでIEEE802.11b準拠の11Mbpsでの無線LAN接続でも利用できる。また、PCとのUSBによるLAN接続機能も搭載する。
AtermWB45RL(左)およびAtermWB55TLの本体背面。ブロードバンドルータとして利用する場合は4ポートのスイッチングハブのうち1ポートをスイッチで切り替えてWAN側ポートとして使用しLAN側は3ポートとなる。 |
販売されるパッケージはそれぞれの本体単体のほか、無線LAN導入セットとして、PCカードスロットを装備したPC用のAtermWL11Cを同梱した「ワイヤレスLANセット(カードタイプ)」、PCとUSB接続するワイヤレスLANアダプタ「AtermWL11U(W)」を同梱する「ワイヤレスLANセット(USBタイプ)」がそれぞれに用意される。いずれのワイヤレスセットにもWARPSTER本体のワイヤレスLAN機能を実現するAtermWL11Cが含まれている。対応OSは、AtermWB45RLおよびAtermWB55TLがWindows 98/Me/2000、Mac OS 8.6J/9J/9.1Jで、AtermWL11CとAtermWL11UはWindows 98/Me/2000。
価格はいずれもオープンプライス。実売価格はAtermWB45RL単体が2万円弱、AtermWB45RLワイヤレスLANセット(カードタイプ)が4万5000円程度、AtermWB45RLワイヤレスLANセット(USBタイプ)が5万円弱、AtermWB55TLが2万円台後半、AtermWB55TLワイヤレスLANセット(カードタイプ)が5万円前後、AtermWB55TLワイヤレスLANセット(USBタイプ)が5万円台半ばと予想される。
日本電気(株)/AtermStation
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