5月30日、米Turbolinuxは、米Intelの64bitCPU『Itanium』に対応した「Turbolinux Operating System 7」を発表した。
先日開催された「LinuxWorld Expo/Tokyo 2001」では、Itaniumマシンが多数展示されており、その関心の高さをうかがうことができた。
同製品は、カーネル2.4をベースに、64bit化されているもの。LinuxWorldのItanium関連製品展示を見る限り、現在のItanium製品は科学技術計算やグラフィックワークステーション用途を強く意識している製品が多い。しかしTurbolinux OS 7の場合は、そのプレスリリースに、“データベースサーバー上で1秒当り処理されるトランザクション数の向上と、セキュアなEコマーストランザクション処理の高速化などに威力を発揮”、“今後、ビジネスシステムの標準ハードウェアとして、64ビットプラットフォームの採用が加速されることになるでしょう”といった記述があることから、ビジネスアプリケーション向けの展開を図っていくと思われる。